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ヒートショック対策の脱衣所暖房、陥りがちな“落とし穴”

ITmedia NEWS / 2025年2月1日 7時0分

・水がかかることも

 お風呂上がり、あるいは洗濯機を使う際に水がかかることもある。仮に水がかかって内部に入ってしまうと、感電や漏電火災、誤動作の原因にもなる。暖房機は水がかかりにくい場所へ設置することはもちろん、水がかかっても内部に入り込みにくい構造のものが望ましい。

 これらのリスクを避けるなら、脱衣所暖房はタイマーや人感センターを搭載した“壁掛けタイプ”が理想的だ。壁の空きスペースやコストの都合で難しい場合は、床置きのセラミックファンヒーターがおすすめ。タワー型ではなく、接地面積の広い暖房器具を選ぶことで器具の転倒などを低減できる。

 具体的な製品をピックアップしよう。

●ヒートショック対策暖房、おすすめは壁掛け型

 壁掛けタイプの暖房機は、エアコンの室内機のように壁に設置する形の暖房機。狭い脱衣所でも離隔距離(暖房機を壁などから離さなければならない間隔)の心配が少なく、接触はもちろん、タオルがかぶさってしまうことも考えにくい。

 また節電を考えるなら、人がいなくなったら自動で電源をオフにする人感センサー搭載モデルを選びたい。また使用時にオフタイマーを設定できるモデルも良いだろう。暖房器具のつけっぱなしは省エネにならないばかりか、火災リスクを高めるため、ぜひ人感センサーやオフタイマーを搭載したモデルを選びたい。

・コロナ・ウォールヒート

 コロナの壁掛型遠赤外線暖房機「ウォールヒート CHK-C12B」は、本体の左右の離隔距離が各10cm。ファンを搭載するため温風で脱衣所をすぐに暖めてくれる。また人感センサーを備えるため、人がいなくなれば自動でオフになり、省エネ性も高い。さらに暖房をオフにした状態で送風する機能を備えているため、夏場は扇風機の代わりに利用可能。オールシーズンで活躍する。

・山善・壁掛け式脱衣所温風ヒーター

 山善の「壁掛け式脱衣所温風ヒーター DFX-RJ12」は、人感センサーこそ非搭載だが、1/2/5時間の切タイマーを設定できる。また運転開始後、何も操作をしないと8時間で運転を停止するため、切り忘れても防げる。そのほか壁掛け暖房をドライヤーとして利用できる「ドライヤーモード」を備え、温風/送風を切り替えて利用できる点もうれしいポイントだ。

 おすすめの壁掛けタイプは、脱衣所の壁が窓やドア、洗面台や棚などで埋まっている場合は利用できない。また設置工事が必要なモデルが多く、買ってきてポンッと設置して使い始められるわけではない。

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