1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ネットトレンド

「わんだふるぷりきゅあ!」“肉弾戦なし”でも売上好調 新変身アイテムは「キッズコスメ」で展開

ねとらぼ / 2024年5月30日 18時5分

 つまりシリーズ初の「キッズコスメ」が変身アイテムとなったのです。

 変身アイテムを電子玩具ではなく「キッズコスメ」として販売する、という思い切った戦略は、これまでの変身玩具とは異なる2つの注目点があります。

 一つは「光らない、音が鳴らない」変身アイテムとなること、もう一つは「対象年齢が6歳以上」となることです。

●光らない、音が鳴らない変身アイテム

 これまでのプリキュアの「変身アイテム玩具」は、光や音で変身シーンの掛け声や音楽が入り、子どもたちへ変身への導入を促していました。しかし今回の「シャイニーキャッツパクト」は光りませんし、音もなりません。

 代わりに実際にアイカラー&チーク、リップでお化粧遊びができます。キュアニャミーの変身シーンもこのコスメを使用した変身となっていて、これは子どもたちの「なりきり遊び」を大きく変えてしまう可能性があります。

 また、電子玩具ではないことによりコストも下がり、先行の「ワンダフルパクト」の4730円よりも安価な定価3355円(※玩具量販店での実売価格は3000円前後)とプリキュアの変身アイテムとしてはかなり安価な部類となることも特徴の一つです。

●シャイニーキャッツパクトの対象年齢は6歳以上

 ただ、プリティホリックはキッズコスメという性質上、対象年齢が「6歳以上」となっています。そのためプリキュアのメインターゲットである3~5歳の幼稚園児、保育園児は、この「シャイニーキャッツパクト」で遊ぶことができないのです。

 「ネコをモチーフとしたお姉さんプリキュア」は、おそらく幼稚園児、保育園児にも絶大な人気が出ることが予測されます。

 そんなプリキュアの変身アイテムを「5歳以下の子どもが遊べない」という仕様にしたことは大きなチャレンジになるものと思われます(しかし、同時発売のキュアニャミー、リリアンの武器おもちゃ「アミティーリボンタンバリン」は対象年齢3歳以上なので、3~5歳の幼稚園児はこちらのタンバリン玩具、小学生にはシャイニーキャッツパクト、というすみ分けがされるようです。タンバリンの方にはキャラの変身音声が収録されています)。

●プリキュアを見ているが玩具を買わない小学生に向けて

 かつて、キッズコスメ「プリティホリック」が発売されるときに、バンダイの関係者は「6~9歳はプリキュアのアニメは見ているけど、玩具を購入していない層」と分析され、プリティホリック(キッズコスメ)はその層に向けた戦略商品として展開していく、と語っています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください