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【前編】今一番熱い“器楽奏者とボーカル融合”ガールズユニット「C;ON」を取材 異例尽くしのメジャーデビュー記念ライブで魅せた決意を1万7000字レポート

ねとらぼ / 2024年6月22日 12時0分

 「私たち、結構売りやすい唯一無二のスタイルでやっているし、すごくまじめな子たち、すごく良い子たちだし、ココ重要だから聞いてください。割と実力派って言われている割に顔も悪くない!」と語りかけると、会場からは「かわいいー!」の大声援が上がります。茶目っ気たっぷりな宣伝に大照れしつつも深く深く腰を折り、集まった超満員の関係者に感謝の気持ちを伝えました。

 その後結成7周年を迎えたC;ONでの活動について栞音さんは「すごくすごく楽しかったし、キラキラしていたけど、やっぱりその裏には葛藤だったり、悔しいこともたくさんありました。苦労話をするのも嫌だけど、『このまま地下アイドルで年を取って終わってしまうかもしれない』ってみんなで毎日のように口にしていたときがありました」と涙ながらに当時の心境を吐露。

 「当時はこんなにたくさんの方がついてくれているわけじゃなくて、たった一人のがむしゃらに頑張ってくれるマネージャーと私たち5人で、たった6人でがんばってきました。すごく悩んだ時期もありました。前向きな愛佳と聖奈が『武道館を目標にしたい』と言ってくれたけど、私は自信がなくて、対バンで20~30人しか集められない私たちが武道館を夢にするのはすごくおこがましいし、鼻で笑われるかもしれないって当時はすごく思いました。でもそんなときにやっぱり近くでファンの方が『C;ONならいけるよ!』ってすごくたくさん声をかけてくれて。ライブに足を運んでくれて。そんなみんなのおかげですごく支えられたし、そんなみんなにすごく力をもらいました」とあらためてファンに感謝しました。

 またスタッフにも「ライブを作ってくれている音響さんや照明の方、カメラチームの皆さんだったり、会場の方。衣装さんだったり、メイクさんだったり、バンドメンバーのみんなだったりが、私たちの力以上にすごく輝かせてくれるし、かっこよくしてくれて、だからこそ私たちは自信を持てています。今関わってくださっている事務所の方、チームの方は寝る間も惜しんでがむしゃらに動いてくれて、やっぱりそんな姿を見てると、自分たちのためにこんなに動いてくれる人がいるんだってそれがすごく自信になりました」と感謝。

 「そして一番はやっぱりこのメンバー。この5人でやってきて、4人にすごく支えられましたし、支え合ってやってきました。私はすごく4人を尊敬していて、1人1人に尊敬するところがたくさんあります。だから私自身も、もっともっと頑張らなきゃってすごく成長させてもらっています。やっと自信を持てるようになってきました。やっとつかんだメジャーデビューだからこそすごくうれしいです。夢のメジャーデビューだけど、もちろんここがゴールだとは思っていないし、これからの方がすごくつらいことがたくさんあると思うし、厳しい目で見られることもすごく多くなると思うんだけど、乗り越えてきた私たちなら、ファンのみんなを含めた私たちなら絶対これからも乗り越えられるって私はすごく自信があります。だから、これからも近くで私たちの傍で応援してくれるとうれしいです」と語り掛けると会場からは割れんばかりの拍手が上がりました。

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