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交わるのは“傘と傘立て” コミックシーモアが仕掛ける異色のBL漫画『放課後水入らず』、担当者に狙いを聞いた

ねとらぼ / 2024年8月7日 18時5分

交わるのは“傘と傘立て” コミックシーモアが仕掛ける異色のBL漫画『放課後水入らず』、担当者に狙いを聞いた

放課後水入らず

 電子書籍配信サイト「コミックシーモア」で公開されている“濡れ場がやさしい”BL(ボーイズラブ)漫画『放課後水入らず』(漫画:あぶく、原作:株式会社人間)をご存じでしょうか。7月22日の配信開始以来、ネット上で「私は一体、何を見たんだ…!?」「斬新すぎる」などと話題になっています。

 同作は、カップルの関係性における「攻めと受け」を「傘と傘立て」に描き換えた、新たなBLジャンル「カサバース」。これだけ聞くと、な…何を言ってるのかわからねー、となりそうですが、BLジャンルに一歩踏み出せない人に向けて企画された作品なのです。

 登場人物(?)は、自分の泳ぎに自信をなくしマネジャー業に徹している水泳部2年生の立山(傘立て)と、そんな立山に思いを寄せる1年生エースの笠井(傘)。特設サイトによると、「棒」と「穴」をシンボリックに表現するために傘と傘立てを採用したそうで、他にも「(傘が)濡れる」「(傘が開いて)大きくなる」「(傘に傘袋を)かぶせる」など、BLに関わる事柄も傘ならではの比喩表現で表すことができるといいます。

 公式X(Twitter)による「BL初心者の方のために『傘と傘立てのBL』を作りました」とのポストは、執筆現在で約1万9000リポスト、約4万1000いいねと大反響。あまりのカオスっぷりに読者からは「初心者ってなんだっけ」「上級者向けすぎて戸惑ってる」「ヤベーのが出てきたな……」と良い意味で困惑する声も上がっています。

 この作品がどのようにして生まれたのか、そして今後どうなっていくのか。企画を手掛けた「コミックシーモア」の担当者に話を聞きました。

●最初から傘と傘立てでいく、と決まっていた

―― あらためて、今作『放課後水入らず』に込めた思いを教えてください。

担当者 今回の企画を立ち上げたのが、昨今BLが映像化されたりなど一般にも浸透してきて、「コミックシーモア」でも人気のジャンルのひとつではあるものの、もっとBL初心者含めて多くの方に読んでもらえるコンテンツを作りたい、という思いからでした。結果、おかげさまでかなり多くの方に読んでいただき、良いきっかけ作りができたかなと思っております。

―― 「傘と傘立て」をテーマにした理由を教えてください。他のカップリングのアイデアもあったのでしょうか。

担当者 もともと梅雨の時期に実施したいという社内事情があり、梅雨といえば町中に傘があふれるからちょうど良いんじゃないか、ということからです。そのため、他のカップリングはなく、最初から傘と傘立てでいくと決まっておりました。

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