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売り上げ好調の「わんだふるぷりきゅあ!」、後半戦で急展開 “人間が絶滅させてしまった動物”にプリキュアはどう対峙するのか

ねとらぼ / 2024年8月29日 18時5分

売り上げ好調の「わんだふるぷりきゅあ!」、後半戦で急展開 “人間が絶滅させてしまった動物”にプリキュアはどう対峙するのか

テレビアニメ「わんだふるぷりきゅあ!」

 「わんだふるぷりきゅあ!」の物語が大きく動き出しました。

 肉弾戦がない平和的な作風の「わんだふるぷりきゅあ!」(以降「わんぷり」)に今、何が起きているのでしょうか?

 売り上げ的にも好調だった前半の「わんぷり」を振り返りつつ、プリキュアたちに「重いテーマ」を突きつけた後半戦の展開を見ていきたいと思います。

●「わんだふるぷりきゅあ!」前半戦が終了

 2024年2月に始まった「わんぷり」も半分が終了。あっという間に折り返し地点を迎えました。前半戦はパンチやキックといった「肉弾戦」を行わず、敵を抱擁して浄化する作風も大きな話題となりました。

 また、物語的には「敵の情報」がほとんど開示されなかった分、ペットと飼い主の関係性の変化やクラスメイトとの日常の描写などをじっくりと描くことができ、それが功を奏しキャラクターの人気が高いのも特徴です。

 特にキュアニャミー、キュアリリアンのネコ組は、子どもはもちろん大人にも大人気。コスメ玩具「シャイニーキャッツパクト」は入手が困難になるほどの人気となりました。

●物語は急展開

 しかし、そんなまったりと平和な作風だった「わんぷり」も8月18日放送の第29話「はじめましてニコ様!」で急展開を迎えました。

 ようやく敵の詳細が描かれ、その敵は「かつて人間の手によって絶滅させられたオオカミ」であることが判明したのです。

 人間の勝手な都合で迫害され絶滅してしまったオオカミ。犬飼いろはの「全ての動物と友達になりたい」という、いわば無邪気な思いは一方的な立場からの言動であったこと、「人間への恨み」という、いろはたちからは全く見えていなかった「動物の負の感情」との対峙。

 印象的だったのは、猫屋敷ユキが「オオカミを絶滅させたのは昔の人間たちでしょ?」と現代の人間に責任は無いのでは? とするのに対し、動物に詳しい男子、兎山悟くんが「でも、オオカミたちから見たら僕たちは同じ人間だ」と、過去の人間の行為を含めて「人間の責任」の有無を問うたことです。

 「過去に人間が絶滅させてしまった動物」の責任の所在は今の人間にもあるのか、そして強者側の一方的な「みんな仲良くしようよ」という言葉は、滅ぼされた相手に届くのか。

 重めのテーマが提示された「わんぷり」。今後の展開が楽しみですね。

 本作のシリーズ構成の成田良美氏は、「Yes!プリキュア5(GoGo!)」「ハピネスチャージプリキュア!」「キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~」などのシリーズ構成も手掛けていて、人間のダークな部分をプリキュアの物語に落とし込むのが得意な印象もあり、この先も一筋縄ではいかない展開が待っている気がしています。

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