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「NIKKE×エヴァ」コラボを振り返る  過去最大規模のボリュームと、感じた課題

ねとらぼ / 2024年10月1日 13時0分

 理屈はともかくデカい砲台で“第6の使徒”に似た敵を迎え撃つシチュエーションをやりたいのは分かります。しかしその辺りの話をなぞっている関係上、かえって「マリいらなくない?」みたいに見えてしまうのも厳しいところです。そんなわけで、私自身のエヴァという作品に対する印象からはだいぶズレた物を見せられた印象が強いお話でした。

 ただ、このような「古いキャラクター」「個人の思い入れが強く反映されたキャラクター」がお出しされてしまうことについてはニケのコラボの仕組み上納得させられるところがあるのです。

 ニケのコラボイベントは「ゲートキーパー」と呼ばれる謎の存在が異世界のデータを複製して存在させたものという建付けになっています。あくまでも複製であって異世界からの召喚とかではありません。この存在はゲートキーパーの夢とも言うべき存在であり、攻撃することでゲートキーパーを目覚めさせると複製は消えてしまいます。ある意味コラボイベントとしてはすごく都合の良い存在といえるでしょう。

 前置きが長くなりましたが、このゲートキーパーは「観測し記録したデータベース」から実体を生成しているので、「観測した時点のデータ」もしくは「観測者の主観が入ったデータ」から実体を生成している可能性があります。

 要は「アスカといえばこういうツンツンした感じの女の子だろう」というデータから今回のコラボキャラが生成されている可能性があるのです。とまあ「俺の中ではこうなんだよ!」という理屈を立てるには良い設定だなとは思いますが、それをこちらが受け入れられるかどうかは話は別なわけで……。

●こだわりを感じるビジュアル面

 一方、各種メニューのデザインも含め、ビジュアルへのこだわりは強く感じられました。各STORYのステージセレクト画面は元ネタである原作をうまく活用しています。

 ネルフ司令室を模したSTORY 03 NORMALやシンクロ率のグラフを模したSTORY 03 HARD辺りはわかりやすいのですが、ネルフ本部への入口を模したSTORY 02は第6の使徒戦前にシンジとレイがやり取りをする場所だと確認のため「劇場版:序」を見直していて気づいたので、ネタの細かさに感心させられました。

 キャラクターのビジュアルについても、3体の限定キャラクターに3種類の別衣装が用意されており、さらにアスカには「新劇場版:破」に登場したテスト用プラグスーツが存在しています。

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