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「全てが桁違い」 20万円かけて“とんでもない虫”買ってみた 見たことない標本の連続に「すげーーー!!」「ロマンに溢れています」

ねとらぼ / 2024年10月26日 7時0分

「全てが桁違い」 20万円かけて“とんでもない虫”買ってみた 見たことない標本の連続に「すげーーー!!」「ロマンに溢れています」

“とんでもない虫”買ってみた

 作り物かと思ってしまうほど巨大で不思議な形をした昆虫の標本紹介がYouTubeで話題です。動画は、記事執筆地点で約36万回再生されています。

 動画を投稿したのは、2023年4月にオープンした「深谷爬虫(はちゅう)類館」(埼玉県深谷市)の館長・鰐(わに)さんのYouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」です。

 以前、木の実をかみ砕く怪魚・ナッツクラッカーに硬い木の実を5種類与えてみる様子が注目を集めましたが、今回は昆虫標本即売会で購入した昆虫標本を6つ紹介しています。

 鰐さんは9月23日、東京・大手町で開催された日本最大級の昆虫標本即売会「インセクトフェア2024」に向かいました。この即売会では生体やグッズも販売しているものの、メインはあくまで標本の販売なのだそうです。奮発して約20万円分の昆虫標本とグッズを購入しました。

 1つ目は「Megascolia procer」。日本ではオオツチバチと呼ばれる、東南アジアに生息する大きなハチの標本です。日本にも生息するツチバチの仲間。標本はインドネシア・ジャワ島産のようで、全長6センチくらいとそこまで大きい個体ではありませんでした。

 鰐さんによると、ツチバチの仲間はコガネムシやクワガタの幼虫に卵を産み、ふ化したハチの幼虫がそれらの幼虫を食べるとのこと。ツチバチの中でも最大級のオオツチバチが卵を産むのは、コーカサスオオカブトやアトラスオオカブトといった大きなカブトムシの幼虫なのだとか……! 標本のお値段は4000円だったそうです。

 2つ目は、南米・北米・中米に生息し、世界最大のハチといわれる「オオベッコウバチ」。全長最大6センチ以上にまで成長するそうです。ベッコウバチは日本にも生息しているクモ専門の“ハンター”で、毒針でクモに麻酔をかけて卵を産み付け、幼虫はクモを食べて育つという習性があるそうです。

 成虫はクモを食べず、花の蜜を食べて暮らすというこのオオベッコウバチが狩りの対象とするのは……なんとタランチュラなのだとか! 標本のお値段は4万円でした。

 3つ目は、アフリカに生息する昆虫「ゴライアスオオツノハナムグリ」。“ゴライアス”は世界最大級の生き物に付けられる名前で、このゴライアスオオツノハナムグリも全長最大11センチ以上、体重は昆虫の中でも世界最重量級の100グラム程度という、その名に恥じない巨大な体を持っています。今回購入した標本の全長は96ミリ、お値段は1万8000円でした。

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