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「なんでこんな急に……」 “大谷翔平にKOされた”マクドナルドの「地味キャラ」、なぜいま大人気に?

ねとらぼ / 2024年10月29日 7時30分

「なんでこんな急に……」 “大谷翔平にKOされた”マクドナルドの「地味キャラ」、なぜいま大人気に?

マクドナルドの店舗

 マクドナルドは10月30日、マスコットキャラクター「グリマス」をイメージした「グリマスシェイク」を発売する。かつてのグリマスの存在感は、看板キャラクターとも言える「ドナルド・マクドナルド」(ドナルド)と比べても控えめなものだった。

 しかし、ここ最近は露出機会を急激に増やしており、SNS上では「なんでこんな急に……」と驚く声も聞かれている。空前の「グリマスフィーバー」の背景には何があったのか。

●なぜか大谷翔平がグリマスを「KO」

 ボクシンググローブをはめてリングに仁王立ちする米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手。その下にはノックアウトされた、全身紫色のキャラクターが横たわっている――。2024年10月21日、米放送局「FOXスポーツ」の公式X(Twitter)が投稿したシュールなイラストだ。

 この倒れているキャラクターこそ、マクドナルドのマスコットキャラ「グリマス」に他ならない。誕生したのは1971年と古く、ピエロのドナルドをはじめとする「マクドナルドファミリー」の一員としてCMなどに出演。企業のPRに一役買っていた。

 しかし、マクドナルドの「象徴」としてのイメージが築かれたのは、ドナルドだった。2000年代にはドナルドが単独で起用されたテレビCMが日本で放送され、イベントなどにも数多く出演。ネット上では「ミーム」の素材として愛された。

●2023年にブーム巻き起こす

 マクドナルドファミリーの一員として、長らくドナルドの脇を固める存在だったグリマス。だが、2023年に突如スポットライトが当たることになる。

 同年6月、米マクドナルドはグリマスの52歳の誕生日を祝して、グリマスのカラーである紫色をしたベリー味のシェイク「グリマスシェイク」を発売。さらにグリマスが主人公のブラウザゲーム「Grimace's Birthday」や関連グッズなどもリリースされた。

 すると、若者たちがグリマスシェイクを飲んだ後、なぜか無残な姿になって見つかるという動画がTikTokに投稿され、これが話題に。同様の動画が相次いで投稿されるなど一大ブームが巻き起こった。こうした流れになることは予期していなかったのか、米マクドナルド公式Xは当時「グリマスシェイクトレンドを見ない振りをしている」と困惑気味の投稿をしている。

 それでもグリマスブームはマクドナルドへの関心を押し上げることになり、米大手経済紙のウォール・ストリート・ジャーナルも同年7月に「マクドナルドのグリマスシェイクのトレンドがハンバーガーチェーンに利益をもたらす」「紫色のキャラクターを記念した食事がTikTokで話題となり、売り上げが急上昇」と、その異例の経済効果を報じたほどだった。

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