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産卵率が落ちた“ボロボロの鶏”を引き取り、山奥でノビノビ育てて4カ月後…… 見違えるような姿に変貌し「幸せな気持ちになれました」の声

ねとらぼ / 2024年11月9日 22時30分

産卵率が落ちた“ボロボロの鶏”を引き取り、山奥でノビノビ育てて4カ月後…… 見違えるような姿に変貌し「幸せな気持ちになれました」の声

ボロボロの鶏たち

 羽がボロボロになった廃鶏を引き取り、4カ月後……。その見違えるような姿がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で12万再生を突破しています。

 動画を投稿したのは、東京都から高知県大川村に移住した5人家族が山奥での自給自足生活を発信するYouTubeチャンネル「小さな村で暮らす」。約4カ月前に迎え入れたという廃鶏5羽の現在の様子を公開しています。

※廃鶏とは、産卵率が落ちたことから肉にするため鶏舎から出される採卵用の雌鶏のこと。まだ卵は産めますが、飼育コストの問題などから多くの採卵鶏は1、2年で廃鶏にされています。

 草や生ごみを食べて卵を産む鶏は、“循環的な暮らし”を目指す人にとって欠かせない生き物だといい、長らく鶏を飼育したいと考えていたそうです。そこで、隣町で暮らす「自給自足の先輩」から地鶏の雄1羽、養鶏場から廃鶏予定の雌5羽を引き取り、念願だった鶏の飼育をスタートさせました。

 廃鶏予定だった雌5羽は、羽こそ抜けてしまっているものの元気な様子。最初の1週間はとにかく新しい環境に慣れてもらうことに注力し、小屋に土や雑草をたくさん入れるなどした結果、少しずつ環境に慣れ、雑草の食べ方やその味を覚えてくれたようです。

 1週間が経過すると、最も羽がボロボロだった雌鶏にも新しい羽が生え始めました。この日から放し飼いもスタート。雄鶏が見守る中、雌鶏たちは外の世界への一歩を踏み出します。外で歩き回ったり砂浴びをしたり、草や虫を食べたりして、雌鶏たちにすてきな変化が現れました。

 やって来たばかりのとき、5羽の中で一番強い雌鶏は胸元と首の羽がありませんでした。しかし、3週間後には羽が生えそろってきて、おしりもふわふわになったのです。4カ月が経過した現在では、羽は完全かつ見事に生えそろっています。

 次は同じく羽の荒れ方が激しかった、5羽の中での序列が低いという雌鶏です。迎えてから2週間後には他の雌鶏よりも羽毛の伸び方が分かりやすく、回復が最も目に見えたそうです。何かと単独行動をして行方不明になりがちだったそうですが、現在はその癖も落ち着き、羽もすっかり生えそろいました。

 最後は最も羽がボロボロだった雌鶏です。まだ完全に羽が生えそろったわけではないですが、胸元の赤身はひき、首周りの羽毛が伸びました。しかし、他の雌鶏よりも羽の伸びが遅いため、近々専用の小屋に引っ越してもらう予定なのだそうです。

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