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保護した母犬が“椎体奇形”の子犬を出産→愛のリレーでつないだ命が、2年後…… 驚きの成長報告に「本当に最高の報告」「胸が熱くなります」

ねとらぼ / 2024年12月12日 21時30分

保護した母犬が“椎体奇形”の子犬を出産→愛のリレーでつないだ命が、2年後…… 驚きの成長報告に「本当に最高の報告」「胸が熱くなります」

椎体奇形の子犬

 保護された直後に妊娠していることが発覚した母犬、産まれた子犬は椎体奇形で……。2年間の成長を追った映像がYouTubeで公開され、記事執筆時点で59万回以上再生されるなど注目を集めています。

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「ねこねっと山中湖」。同チャンネルは山梨県山中湖村を中心に、主に猫、時々犬の保護活動を行っている小さな個人ボランティアの集まり「ねこねっと山中湖」の活動が公開されています。

 今回の動画の主人公である「ふじのすけ」くんは、2022年5月に保護した雑種犬「花」ちゃんの子。保護直後に妊娠していることが発覚した花ちゃんは、7月5日に元気な5匹の子犬を出産。しかし、5匹のうち唯一の男の子であるふじのすけくんは、産まれたときからしっぽや体が短く、独特なフォルムをしていたそうです。

 産まれてすぐに獣医師さんの診察を受けたところ、ふじのすけくんは本来7個あるはずの腰椎が5個しかない、先天性の椎体奇形であることが判明します。そのため産まれてしばらくの間は他の子犬のように4本足で立って歩くことができず、ほふく前進をするような形で移動をしていました。

 投稿者さんはふじのすけくんの姿を見て、「母犬の花ちゃんが保護されずに外で出産していたら生き続けることはできなかっただろう」「もしブリーダーの元で産まれていたとしても、処分されていた可能性が高かっただろう」と語ります。私たち一人一人が、「ペットショップに奇形の動物がいない理由」を考える必要があるのかもしれません。その後ふじのすけくんは他の姉妹より少し成長は遅いものの、生後2カ月ごろには4本の足で立ち、走れるようになったのでした。

 やがて母犬の花ちゃんや姉妹は里親が見つかり“ずっとのお家”に旅立ちましたが、ふじのすけくんについては将来の幸せを考え、犬専門の団体である「小さな命を守る会」(東京都町田市)に託すこととなりました。

 ベテランボランティアさんのお家ですくすく育ち、それから2年。さらに別の預かりさんのお家とトライアルを経て、この度ついに「正式にお迎えしてもらった」という報告が入ってきたそうです。

 犬も猫もさまざまな事情があり、犬生の大半を“保護動物”として過ごすこともあれば、すぐに里親が見つかることもあります。ふじのすけくんはまだ2歳と若い犬です。これからの犬生を新しい家族の一員として、幸せいっぱいに暮らしていくことでしょう。

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