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ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」

ねとらぼ / 2024年12月15日 21時30分

ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」

こちらの池の水を抜いていきます

 ザリガニが大量繁殖していた池の水を2年連続で全部抜いてみたら、意外な結果になった様子がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で6万5000回以上再生され、「見ていて爽快です」「本当にすごいですね!」などの声が寄せられています。

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「コミヤの生物多様性に関する一考察」。同チャンネルでは“生物多様性を全力で楽しみたい、だから生物多様性を保全する”という考えを持つ小宮春平さんが、生物多様性を守るべく池の水を抜いたり、外来種を捕獲したりする様子を公開しています。

 以前は湿地でモチモチ動く“生きた泥“の姿を観察し、その様子が話題になった小宮さん。今回は池の水を抜き、特定外来生物であるアメリカザリガニ(以下ザリガニ)を徹底的に捕獲していく様子を見せてくれるようです。

 小宮さんによるとこの池はいつもザリガニをとっている池とは別の池で、規模的にはあまり大きくないそうです。2024年度はすでに2000~3000匹は捕獲しているものの、捕獲圧(捕獲により生息数の増減に作用する力)をあまりかけられていないため、かなりの数のザリガニがいると考えているのだとか。

 今回は池の水を抜いてザリガニを拾い、拾ったザリガニは野食ハンターの茸本朗(たけもとあきら)さんに食べてもらう作戦とのこと。小宮さんは池の中から、茸本さんは池の外から、二手に分かれてザリガニを捕獲していきます。

 この池は昨年も水を抜いてザリガニを捕獲しているためか、あまりザリガニの姿が見えないようです。しかし小宮さんは泥の中で膝立ちのまま素早く移動し、水が抜けて姿を現してきたザリガニを次々と拾い集めていきます。なおザリガニが池から外に流れ出ないように、水の出口にもタモを設置しているとのことです。

 池の外からザリガニを捕獲していた茸本さんによると、ザリガニに混じってゲンゴロウやマツモムシなどの水生昆虫の姿が多く見られるとのこと。ザリガニの数は少なく、水生昆虫の数は多い状況を見ると、思った以上に駆除の効果が出ているようです。

 しかしザリガニは泥の中に潜っていることがあるため、池の水を抜いても根絶することが難しいそうです。そのため小宮さんは泥ごとすくう、泥を手でかき回して手に当たったザリガニをとるという、文字通り手探りの状態でザリガニを捕獲していきます。

 前回は大きなザリガニがたくさんとれましたが、今回とれているのは小さなザリガニばかりのようです。茸本さんによると小型のザリガニは殻が柔らかいため、生かして泥を抜き、かき揚げにするといいとのこと。魚の餌や釣り餌としても使えるそうです。

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