Core Ultra搭載の「Let's note FV5」を徹底検証 プレミアムモバイルの実力は?
ITmedia PC USER / 2024年4月19日 12時0分
さらに、SoCタイルにはAI処理用のNPUコア(Intel AI Boost)も統合し、GraphicsタイルのGPUコアも刷新され、大幅に処理能力が向上している。
メモリは標準で32GB(LPDDR5X)を搭載する。ストレージはカスタマイズに対応しており、デュアルSSD構成が可能だ。インタフェースはメインSSDがPCIe 4.0 x4、セカンドSSDがPCIe 3.0 x4で、容量はいずれも最大2TBずつ、最大4TBの構成が可能だ。
●アスペクト比3:2の液晶ディスプレイは表示品質も良好
画面は14型で、表示解像度が2160×1440ピクセルの液晶ディスプレイを搭載する。アスペクト比は3:2で、同じ14型のアスペクト比16:9のモデル比べると縦の表示領域が2cmほど長い。縦長の文書やWebページを表示させると同じ大きさならばより多くの情報を、同じ情報量ならばより大きく表示できる。
ビジネス文書はA4縦サイズ基準で作成されていることが多いため、ビジネス作業と相性が良い。キャリブレーションセンサーによる測定結果も良好で、精細かつ見やすい画面でクリエイティブな作業にも適している。
●Let's noteシリーズでもっとも打ちやすいキーボード
Let's noteシリーズの中では大柄な製品のため、キーボードはゆったりとしたサイズが確保されている。
縦横とも約19mmのキーピッチを確保しているのはもちろん、4つのファンクションキーごとにスペースを設けたり、カーソルキーを少し下げて上カーソルキーの左右を空きスペースにするなど、細かい部分まで配慮されている。中央部が微妙にへこんでいるキーキャップも指を置きやすく、スイッチの感触も良好で、完成度の高いキーボードだ。
キーボード手前には、Let's noteの伝統であるホイールパッドを搭載する。内側のパッドの大きさも十分ある(直径約64mm)ため、複数の指を使ったジェスチャー操作も比較的しやすい。
●新旧主要端子を網羅する高い接続性
インタフェースとして、最大40Gbpsのデータ転送、ディスプレイ出力など多用途に使えるThunderbolt 4を2基装備する他、HDMI出力、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)、有線LAN(1000BASE-T対応)、フルサイズのSDメモリーカードスロット(SDXC、UHS-II対応)など、最近のPCでは省かれがちな端子まで網羅し、別途変換アダプターやドックなどを使わずとも新旧の環境に適応できる。
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