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Core Ultra搭載の「Let's note FV5」を徹底検証 プレミアムモバイルの実力は?

ITmedia PC USER / 2024年4月19日 12時0分

 この端子構成は先代のFV4と共通だが、HDMI端子については、従来の4K/60Hzから4K/144Hz出力ができるように強化されている。

 無線通信機能は、Wi-Fi 6E対応の無線LAN、Bluetooth 5.3を標準装備している。直販モデルでは、カスタマイズで4G LTE対応のWWAN機能も追加できるが、5G対応モデルはまだ用意されていない。

●AIによるカメラ効果が利用可能

 液晶ディスプレイの上部に、フルHD解像度で撮影できる約207万画素のWebカメラ、顔認証対応IRカメラ、アレイマイクを搭載する。

 Intel AI Boostを活用することで、効率的なオンデバイス処理による背景ぼかしや顔位置自動補正など、Web会議時に便利な各種エフェクトを省電力で利用できる。Web会議の「話す」「聞く」を快適にする独自の「COMFORTALK」(コンフォトーク)機能も健在だ。ボディーの底部に搭載した大型のボックス型スピーカーは、複数人で会議に参加する場合にも十分な音圧がある。

●ベンチマークテストでパワフルなパフォーマンスを実証

 ベンチマークテストの結果を見よう。PC設定ユーティリティーで設定できる「熱とファンの制御」については、特に言及がない限り「標準」(もっとも性能が良い設定)で行っている。

 比較対象としては、1年前にレビューした先代のLet's note FV4の他、Core Ultra 7 155Hを搭載した日本エイサーの「Swift Go」、そして、一部のテストではApple M3搭載の「13インチMacBook Air」とも比較してみた。

 CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコアは11278ptsと、先代(9498pts)から大幅にアップしていることが分かる。3DMarkではグラフィックス性能の大幅な進化が見て取れる。

 一方、Core Ultra 7 155Hを搭載したSwift Goに対しては、どのテストでも少し見劣っている。とはいえ、Swift Goは約1.32kgと本製品より重いし、電力管理や放熱に対するポリシーの差が出たものであって、決してマイナスに捉える必要はない。

 ただ、この結果からすると本製品のフォームファクターに対してCore Ultra 7 165Hはオーバースペックであるとも考えられる。仮にCore Ultra 7 155HやCore Ultra 5 135Hを搭載した下位モデルが登場するとしたら、そちらを選んだ方がコストパフォーマンスは良さそうである(現在のところCore Ultra 7 165H搭載モデルしかないので机上の空論だが)。

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