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税込み5万8800円で買える「10.9インチiPad(第10世代)」の実力を最新iPad Proユーザーが改めてチェックした

ITmedia PC USER / 2024年5月29日 12時5分

 このような「iPadOS固有の問題」を除くと、私の用途であれば何ら問題ありません。しかし、これはOSレイヤー(ソフトウェア)で見た時のお話です。

 なお、OSレイヤーであえて言えば、10.9インチiPad(第10世代)だとステージマネージャ(ウィンドウ表示方法の一つ)が使えないというデメリットがあります。iPadに外部ディスプレイを接続する時に気になってくるポイントですが、そもそも、そこまでするならMacBookでよいという話かもしれません。

●過剰な性能面以外にも、さまざまなハードウェア的ネックがある

 性能面では特には気になりません。となると、後は「どこまで快適に利用するためにハードウェアに投資するか」になります。

 まずはセキュリティ機能です。10.9インチiPad(第10世代)や「iPad Air」はボタンに内蔵された指紋センサーを使います。私はタブレット以上のサイズは顔認証が基本だと思っています。というのも、スマホサイズであれば指紋認証は指を動かすレベルのお話ですが、iPadの大きさとなると「腕ごとわざわざ指紋認証しにいく」行為が必要になるためです。顔認証であれば、この問題は起こりません。

 次にディスプレイです。iPad Airは使ったことがないため割愛しますが、10.9インチiPad(第10世代)とiPad Proを見比べてしまうと、その表現力に違いを感じます。リフレッシュレートの違いについても顕著です。

 また、これは個人的な感覚かもしれませんが、目の疲れが10.9インチiPad(第10世代)の方が強いと感じます。昔、「iPhone 12 Pro Max」と「iPhone SE」を同時に使っていたことがありますが、この時もiPhone SEの方が疲れを感じました。

 10.9インチiPad(第10世代)のディスプレイの質が悪いとは言いませんが、より良いものを知っていると“差”は分かってしまいます。しかし、ビジネス利用に致命的な影響があるかというと、そうではないでしょう。

●オプション品も悩ましい

 極め付きは「Apple Pencil」です。使い勝手や反応ではなく「本体にマグネットで装着できるか」が大きな違いとなります。10.9インチiPad(第10世代)が対応しているのは「Apple Pencil(USB-C)」か「Apple Pencil(第1世代)」です。どちらも、ペアリングを含めて手間がかかります。

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