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全面ガラス張りで高級感もあるAndroidポータブルデバイス「AYANEO Pocket S」誕生

ITmedia PC USER / 2024年5月31日 12時40分

 チャンCEOがこのタイミングで来日したのは、昔から日本が好きだったという理由に加え、日本市場を重視しているからだと説明する。AYANEOが販売するデバイスの売り上げは、中国国内が34%、その他が66%を占める。日本は米国に次いで2番目に大きな市場であり、全体の15%を占めているという。

 「この3年で10製品以上をリリースしてきたが、これからもAndroidデバイスや、最新のAMD製Armチップを搭載したWindowsマシンを積極的にリリースしていきたい」(チャンCEO)

●「Androidデバイスならスマホで良いのでは?」という疑問に山田社長が回答

 発表会で「AYANEO Pocket Sは、フロントだけでなくボディーにも高級感がある」と山田社長はコメントを付け加えた。「アルミ削り出しのボディーは高級感を醸し出す。これまでもAndroidを搭載したポータブルゲーミング機は市場にあったが、ここまで高品質のものはない」と断言した。

 その上で「『Androidのゲーム専用機って必要なの?』という疑問を持つ人もいるでしょう」と切り出した。スマホ向けゲームはスマホで十分という人も一定数いるからだ。

 ゲーム機としてのAndroidデバイスを持つことのメリットは「通知で邪魔されない」「スマホのバッテリーを消費しない」「持てるパワー全てをゲームに注ぎ込める」と山田社長は説明する。さらに「ゲームパフォーマンスを落とす熱対策ができているのも、専用デバイスならでは」と解説した。

 また、Windowsを搭載したポータブルゲーミングPCとの違いは「バッテリーのもち」が大きいという。「WindowsのポータブルゲーミングPCは大きなバッテリーを搭載していても3時間ほどしかゲームがプレイできないが、Androidであれば最高8時間程度まで楽しむ環境を実現できる。これがAndroidのポータブルゲーミング機を持ち歩く大きなメリットだと思っている」と力説した。

 AYANEO Pocket SはAndroid 13を搭載しているため、Google Playからダウンロードできるゲームの他、Xbox Game Pass、Steam Link、GeForce NOWといったクラウドゲームにも対応できる。

 Google Playでダウンロードできるスマホゲームの多くは、コントローラーに対応していない場合が多い。しかし、AYASpaceのボタンマッピング機能を使うことによってコントローラーで遊べるようになるアプリもある。ボタンマッピングに対応しているゲームとして「原神」「eFootball Championship 2024 Club Event」などが挙げられた。なお、人気の「Minecraft」や「崩壊:スターレイル」「Tower of Fantasy(幻塔)」などは設定無しでそのままコントローラーでプレイできる。

●外観をチェック! 滑らかなフロントと継ぎ目のないリアが美しい

 続いて実機のハンズオンをお届けする。

 フロントの全面ガラスは指すべりが良い滑らかさがある。ガラスにも、パリッとしたイメージのものと滑らかなイメージのものがあると個人的に思うが、AYANEO Pocket Sは明らかに後者で、指に吸い付くような滑らかさが独特だ。

 背面と側面はアルミ製。背面と側面のそれぞれに継ぎ目がなく、サンドブラスト加工が施されている。

 十字キーやABXYボタンは表面が透明のクリスタル仕上げとなっている。ABXYの各文字はその奥に沈み込むように印刷されており、ゲームをやり込んでも消えることはないという。ジョイスティックは滑らかだが、軽いクリック感があり、操作しているという実感を持てる。デモでは、ジョイスティックを動かした方向のバックライトが赤く光る様子が披露された。

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