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ASUSが超進化した「ROG Ally X」を台北でアピール! Copilot+ PC準拠のRyzen AI搭載新型ゲーミングノートPCも多数展示

ITmedia PC USER / 2024年6月6日 17時0分

●手にはなじむ感触 とにかく操作するだけ心地良い

 ROG Ally Xは、ゲーミングギアとしてのヒューマンインタフェースの改善にも本気で取り組んでいる。初代モデルは、手に少し硬さを感じる感触だったが、新型は実にマイルドで手になじむ。初代よりも最厚部の厚みが増したが、逆にグリップ感の良さに貢献している印象だ。

 ゲームパッド、コントローラー部の配置の最適化、各部品の精度向上も行われている。スティックやボタンもちょうど良い位置にあるだけでなく、十字型パッドやボタンの戻りがとてもスムーズだ。いわゆる「パコパコ感」が全くない操作感がとても心地良い。

 ジョイスティックは約500万回の耐久性をうたう。数字だけを見ると「ふーん」という感じかもしれないが、「壊れたらコントローラーだけ買い替え」ということがカジュアルにできない製品(外付けはできるが)だけに、コントローラー部の耐久性は地味ながら重要な要素だろう。

 この発表会の後には、品質試験ラボを見学する機会があったが、ROG Ally Xに関しても、機械を使って実際にジョイスティック操作やボタン連打、ボディーへ前後のひねりを加えるなど、耐久性をチェックする試験の様子を見ることができた。

●デュアルUSB Type-C搭載により新チャージャーで活用の幅が広がる

 さらに、本機では同社の外付けGPUボックス「ROG XG Mobile」用インタフェースが、新たにThunderbolt 4(USB4)対応のUSB Type-C端子に置き換わっているのも興味深い。

 ROG XG Mobileインタフェースは、Thunderbolt以上に高速(64Gbps)な反面、ケーブルが太く短いためROG Ally Xのような小型デバイスでは扱いにくい面もあったので、細くしなやかなケーブルが使える汎用(はんよう)規格であるThunderbolt 4にしたのは英断だろう。

 Thunderbolt 4対応の外付けGPUボックスの登場については未定ということだったが、汎用のThunderbolt 4/Thunderbolt 3対応の外付けGPUボックスが使えるので、GPU性能を強化したい人はそれで対応できるだろう。また、USB Type-C端子が2基になったことで、外付けGPUボックスを利用しない場合は2基とも自由に使えるため、ポータブルPCとしての活用の幅と利便性は上がったといえる。

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