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“デスクトップSSD”とは!? 容量8TBの超高速ストレージ「SanDisk Desk Drive」を試す

ITmedia PC USER / 2024年7月3日 18時0分

 とはいえ、バッケージにACアダプターが入っていることから分かるように、USBバスパワーでは動作しない。AC電源が必須ゆえ、どこでも作業できるというわけではない。やはり、これはデスクトップSSDなのだな、と思わせられた。

●PCに装着してすぐに使えるexFAT形式でフォーマット

 評価機の容量は8TBで、データ転送速度は読み出し速度が最大毎秒1000MB、書き込み速度は最大毎秒900MBだ。exFAT形式でフォーマットされており、WindowsであれMacであれ、箱を開けたらすぐに使い始められる。

 本体は、背面にUSB Type-C端子と電源端子、後方左角にケンジントンロックのセキュリティスロットがあるだけとシンプルな見た目だ。サイズ感とあいまって、見える場所に置いてもデスク回りをスッキリとさせておけるだろう。

 続いて、ユーティリティー関連を見ていく。本製品にオリジナルのバックアップユーティリティーは用意されていないが、Macであれば「Time Machine」、Windowsなら無料ダウンロード可能な「Acronis True Image」に対応している。

●気になる転送スピードは?

 本製品は価格が価格だけに、「買ってみたがこんなはずじゃなかった」という失敗は避けたいところだ。HDDより高速なのは当然だが、データ転送において読み出しや書き込みは最大速度に近い値を出せるのだろうか。早速、ベンチマークテストを行った。

 今回は、Windows PCを2台、MacBook Pro1台でテストした。

 まずはWindows PCだ。用意した環境はいずれもポータブルゲーミングPCで、中国ONE-NETBOOK Technologyの「ONEXPLAYER 2」(AMD Ryzen7 6800U/16GBメモリ)と、AYANEOの「AYANEO SLIDE」(AMD Ryzen 7840U/32GBメモリ)だ。計測ツールには「CrystalDiskMark 8.0.5 x64」(ひよひよ氏作)を利用した。

 最初は、ONXPLAYER 2が備えるUSB4規格のUSB Type-C端子に接続して行った。

 驚くことに、読み出し速度と書き込み速度ともに公称値を超えた転送速度だった。平均値は読み出し速度が毎秒1017.49MB、書き込み速度毎秒1004.74MBと十分に高速だ。

 同様に、AYANEO SLIDEでもUSB4規格のUSB Type-C端子に接続してテストした。

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