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LDAC&日本語表示に対応したディスプレイ搭載充電ケース付き完全ワイヤレスイヤフォン「JBL LIVE BEAM 3」の細かな使い勝手を試す

ITmedia PC USER / 2024年7月5日 12時0分

●イヤフォンの形状はスタイリッシュ

 イヤフォン自体のデザインはショートステム採用のカナル型で、一見するとTOUR PRO 2とよく似ている。ただ、よく見てみるとLIVE BEAM 3はステムが細く、全体的に丸みを帯びてスタイリッシュな印象だ。

●ノイズキャンセルの完成度は?

 イヤピースはXS/S/M/Lの4種類が付属(Mが装着済み)している。専用アプリ「JBL Headphones」で最適なフィット(密閉度)を確認できる。

 この密閉感とアクティブノイズキャンセリング(ANC)が相まって、ノイズキャンセリング性能はかなり高い。ANC特有の圧迫感はあるが、洗濯機や掃除機、エアコンなどのモーター音や振動音はほぼ完璧に遮断してくれる。リアルタイム補正機能も搭載しており、周囲の騒音レベルに合わせてノイズキャンセリングの強さを自動調整してくれる。

 もちろん、「外音取込モード(アンビエントアウェア)」も搭載している。他にも、人の話し声をより聞きやすくする「トークスルー」にも対応している。

 アンビエントアウェアとの違いが分かりづらいが、トークスルーは装着したままでも会話をしやすくするというもの。外の音が聞こえやすくなるというのはアンビエントアウェアと同じだが、トークスルーでは再生中の音楽の音量が下がるほか、自分の話し声も明瞭に聞こえるようになる。このほか、会話を始めた際に、自動的にトークスルーモードに移行する「スマートトーク」機能も搭載している。

 ドライバーユニットには、剛性と耐久性に優れた新素材樹脂「PEEK」(ポリエーテルエーテルケトン)とポリウレタン(PU)のハイブリッド素材を採用した10mm径ダイナミックドライバーを搭載する。

●音質や音質最適化機能もあり 初のLDAC対応も

 音質面では、フラグシップのTOUR PRO 2と比較しても遜色ないレベルだと感じる。低音から中音域に厚みがあるのも同様だ。ただ、低音の迫力はTOUR PRO 2よりもやや弱めな印象も受ける。とはいえ、ほとんど誤差のようなものだ。イコライザー設定次第で大きく印象を変えられる。

 なお、TOUR PRO 2と同様、ユーザーの聴覚特性を測定し、サウンドを最適化するパーソナライズ機能「Personi-Fi」を備えている。

 TOUR PRO 2は9チェックポイントだったが、LIVE BEAM 3では12に増えており、より正確なパーソナライズが行えるという。とはいえ、利用方法自体は大きく変わったわけではない。いくつかのテストを行い、聴こえにくい周波数帯を増幅してくれる。

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