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レトロモダンなキーボード/マウス「Lofree」シリーズは、魅力的なルックスだけじゃない実力派だった

ITmedia PC USER / 2024年7月23日 15時20分

 Lofree Flowが注目された理由は、なんと言ってもロープロファイルらしからぬ、しっかりとしたストローク、タイプ感にある。フレームはアルミニウム合金、そしてポロンとシリコンパッドで挟んだ基板をガスケットマウントするという構造で衝撃を吸収、反響音の少ないコトコト音を実現している。

 キースイッチにはルブ済のKailhロープロファイルフルPOMスイッチを採用。レスポンシブキーストロークは1.6±0.3mm、キーストロークは2.8±0.25mmを確保している。シルバーモデルにはリニアタイプのGhost、グレーモデルにはタクタイルタイプのPhantomが装着されているが、これらのスイッチに加え、クリッキータイプのWizardも別売りで入手できる。

 ミニマムなデザインだが、あえて言えばビンテージインダストリアル風だろうか。シルバー/ブラックのアルミニウム合金製フレームに、右側面のロゴプレート、底面のスタンドが真ちゅうを思わせるブロンズゴールドのアクセントとなっている。スタンドは3.9度固定で調整はできない。

 接続方式は有線(USB)、Bluetooth5.0の2種類となる。Bluetoothは3台までペアリング可能だ。上部にある3ポジションスライドスイッチでOFF/ON/BTを選択するようになっているが、スイッチが小さく、真ん中のONにセットしづらい。Lofree Blockでのノブコントローラー、OFF/CAB(有線)/WLS(2.4GHzもしくはBluetooth)に対応した形ではあるが、ONだと有線、BTだと無線、というのはやや分かりづらい。もちろんLofree Flowの方が先行モデルであるため、Lofree Flowでの分かりにくさをLofree Blockで対処した、ということなのかもしれないが、やはり電源と接続方式は分ければいいのにと感じる。

 ライティングは白色バックライトに加え、RGBの7色から選択可能なサイドライトが用意されている。エフェクトはブレスのみだが、ゲーミングデバイスのような派手さを必要とするジャンルのキーボードではないため、不満を感じることはないだろう。

 Kailhのロープロファイルメカニカルスイッチと、Lofree Flow独自のガスケットマウント設計による打鍵感は使っているとロープロファイルであることを忘れてしまいそうになるレベルだ。ノーマルプロファイルのフィーリングを持ち歩きたい、という人にとって有力な選択肢となるだろう。

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