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「Surface Laptop 7」を思わず自腹購入! プロイラストレーターが試して分かった満足点と懸念点

ITmedia PC USER / 2024年7月24日 12時0分

 右側面には、磁気吸着式の充電や専用アクセサリー端子の「Surface Connect」があります。また、画面オンのまま本体のUSB Type-C端子2基からそれぞれ4K(3840×2160ピクセル)ディスプレイに映像出力することが可能でした。

 背面もクリーンで、吸排気口は見当たりません。ヒンジの見えづらいところにありそうです。

●Webサイトが読みづらくなるディスプレイ?

 本機の画面サイズは13.8型で、2304×1536ピクセル(201ppi)、120Hz~24Hzの可変リフレッシュレート対応の液晶ディスプレイです。AppleやMicrosoftは以前から、デバイスを見る距離に適したピクセル密度(ppi)を決め、ピクセル密度とサイズから解像度を決める、という方法を取っています。

 これくらいのサイズのノートPCはフルHDではドット感が気になったり、4Kや3K表示ではバッテリー駆動に響くことがあるので、とても良い取り組みです。ただし、国内で使う限りにおいては、良い解像度とは簡単には言えません。まず下の画像を見てください。

 真ん中が、何だか横線が細くて読みづらいのが分かるでしょうか。国内のWebサイトで広く使われる「メイリオ」フォントは、表示サイズによってはゴシック体でありながら縦線と横線の太さが異なり、本文として読みづらい字体になってしまう領域があります。

 メイリオフォントは今から20年近く前、Windows Vistaのために「液晶画面でも読みやすいフォント」として作られました。字の丸みを大きく描き、画面のRGB配列まで考慮して滑らかに見せるレンダリングが開発され、1024×768ピクセルや1280×800ピクセルなどの低解像度の時代に「小さく表示しても読みやすい、Windowsの標準フォント」という役割を果たしてきたフォントです。当時からフルHDぐらいまでの時代では、上記の縦線が太くなる字体になるのは見出しなどのためにサイズを大きくした場合で、見出しではむしろ太字のような効果も出てちょうどよかったと思います。

 ところが本機では、2304×1536ピクセル/デフォルトのスケーリングが150%に指定されているために、この本文では避けるべき字体が本文に表示されてしまいます。もちろん本機に限らずWindows PCで共通に起こる問題で、ユーザーが解決する方法もあり、Webサイトを提供する側も気をつけることはできます。

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