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「Surface Laptop 7」を思わず自腹購入! プロイラストレーターが試して分かった満足点と懸念点

ITmedia PC USER / 2024年7月24日 12時0分

 GPU性能は何とも言えないばらつき方をしているとはいえ、本格的にゲームをやるようなPCではないとすれば、十分な能力があるといえそうです。

●バッテリー駆動時でも高いパフォーマンスを維持

 次は電源の接続状態や、電源設定でどれだけ性能が変わるかです。本機の電源設定には「推奨」「高パフォーマンス」「最も高いパフォーマンス」がありますが、今回は「推奨」と「最高」だけを使い、「AC電源接続+推奨」を100%とした速度で比べました。

 意外にも、どの条件でもたいして性能が変わりません。従来のPCではACアダプターを外した途端に動作がモッサリになるモデルもあったので、バッテリー動作で遅くならないのはうれしい点です。

 また、全体として冷却ファンが静かなのが印象的でした。平常時はほとんど気になることはなく、全コアをぶん回すようなテストですら、聞こえるけどうるさくはないぐらいにとどまっています。

●バッテリー持続時間は最大の強み

 バッテリー持続時間も非常に好印象でした。自分で2時間ぐらいずつ試した限りでは、輝度40%の設定で

・Webブラウジングだと13時間ぐらい

・YouTubeで4K 30pの動画再生だと18時間ぐらい

 で、バッテリーが満タンからゼロになるペースで減っていきました。軽い作業で10時間以上が見込めるならば、外出先に長時間いる場合でも、自宅で持ち運びながらでも、かなり使いやすいと思います。

 とはいえ、最近はIntelやAMDのノートPCもバッテリー持続時間は従来から大きく改善しています。特に「Intel Evo」準拠PCでは「フルHD機種において実使用で9時間以上」の達成が求められていたり、大容量バッテリーなども加えてかなりの長時間駆動を実現していたりするモデルは少なからずあります。そういう意味では、AppleがIntelからApple Siliconに移行した2020年ほどの決定的な差とは言えなくなっています。

 また、高負荷でぶん回しているときには相応にバッテリーは減ります。CINEBENCHのような全コア全力のベンチマークを走らせていると、2時間はもたなそうなペースでバッテリーが減っていきました。

●「おま環」だけど思わぬトラブル発生

 冒頭にも書いた通り、濃い味を求めて買っているので、本機をいじっている間に起こる不都合のほとんどは、自分にとっては「お~」で済みます。それでもちょっとショックだったのは、これまで体験したことのない重めのWi-Fiの問題に遭遇したことです。

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