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「Surface Laptop 7」を思わず自腹購入! プロイラストレーターが試して分かった満足点と懸念点

ITmedia PC USER / 2024年7月24日 12時0分

 いつも使っている自宅のWi-Fiアクセスポイントに接続して使っていたら何か通信が途切れ、おかしいな? と思っていると、ついには同じアクセスポイントにつながっている機器が全て通信不能になりました。

 Wi-Fiルーターは国内のコンシュマー向けとしては信頼されているメーカーのWi-Fi 6対応製品で、古くないモデルです。どうやらしばらく利用しないなどで低電力状態になるタイミングで問題が発生するらしい、以上のことは今回分からず、現在は別のWi-Fiルーターを使って問題を迂回(うかい)しています。

 これ自体はレアケースでしょうし、「相性」とか「おま環」の一種だと思います。ただ、トラブルが発生したときに、フォーラムやコミュニティーに期待できる情報量がIntelプラットフォームに対して圧倒的に少ないのも、現状のスナドラPC共通の弱みとも言えそうです。

●まとめ

 それでは、まとめていきましょう。

 Surface Laptop 7は非常に良いノートPCです。ボディー/ディスプレイ/キーボード/タッチパッド/内蔵スピーカーの音質など、多くの点で高い品質を実感できるできになっており、通常ではトレードオフになりがちな性能/静粛性/バッテリー持続時間が、どれも犠牲にならず満足できるレベルにあります。所有欲を満たすできでもあり、長く頼れる性能を持っているといえます。

 一方で、Arm版Windowsには長い歴史があるにも関わらず、互換性の問題は続いています。ゲームやシステムに関連するアプリ、周辺機器のドライバなどでは特にArm版を入手できないために利用しづらい状況のままです。これによって、

・ゲーム用途にはお勧めできず

・クリエイティブ用途にもお勧めできず

・オフィスや事務用途にもお勧めしづらく

・バッテリー持続時間が最優先の場合は、MacBookの方が詰まずに課題を解決する可能性が高い

 と、最適なユーザーを見つけるのが難しいモデルになってしまっています。個人的には、現状のスナドラPCはWindows PCの中心ブランド(今回で言えばSurface ProやSurface Laptop)として販売される用意はまだできていないと思います。欧米のように気軽に返品できる商習慣があまりない国内市場ではなおさらです。

 Copilot+については、「まだCopilot+ PCは発売されていない」と考えるのが良いと思います。目玉の「Recall」機能はリリースが撤回されていつ出るかわからない状態、それ以外の機能は、従来からあったり他所にもあったりするようなもので、洗練されているわけでもありません。

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