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パッと見同じだけど、今までのノリで使おうとしたら文字入力で“困った”――Armベースの「Surface Pro(第11世代)」実用レビュー【第1回】

ITmedia PC USER / 2024年8月8日 18時35分

 SSDはM.2のType 2230(幅22×長さ30mm)で、モジュールの入手性はさておき、ユーザーでも比較的簡単に交換できる構造だ。ただし、公式には認定技術者による交換が必要とされている。自分で交換するのは“自己責任”となるので注意しよう。

 2基のUSB4端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応している。3.5mmイヤフォン/マイクジャックは備えないので、音声を有線で出力したい場合はUSBオーディオデバイスを用意する必要がある。

 OSはWindows 11 Homeをプリインストールしているのだが、一般向けにはまだリリースされていない「バージョン24H2」となっている。これはArmアーキテクチャのCopilot+ PC向けの“先行リリース”という位置付けのようで、Snapdragon X Plus/Eliteを搭載する現行のCopilot+ PCは、全てこのバージョンが初期搭載される。

●パッと見はIntelアーキテクチャと変わらない

 繰り返しだが、Surface Pro(第11世代)はArmアーキテクチャのSoCを採用している。しかし、パッと見ではIntelアーキテクチャのCPUを使っているデバイスとの差は“全く”といっていいほど分からない。セットアッププロセスも同様なのでなおさらだ。

 有機ELディスプレイを搭載しているせいか、レビュー機では「ダークモード」があらかじめ有効化されている。ライトモード(≒従来の白基調の画面)に慣れている筆者としては、むしろダークモードに面をくらってしまった。

 もっとも、IntelアーキテクチャのノートPCでも、有機ELディスプレイ搭載モデルは初期状態でダークモードが有効になっていることが多い。これからの時代は、ダークモードがデフォルトになっていくのだろうか……?

 アプリがArmアーキテクチャベースかどうかは、「タスクマネージャー」の詳細タブを使えば簡単に確認できる。「アーキテクチャ」欄に「ARM64」と表示されているアプリ(プロセス)は、きちんとArmネイティブである。「x86」または「x64」と表示されているプロセスは、エミュレーションによって動作しているプロセスだ。

 タスクマネージャーでも確認しない限り、外観からArmアーキテクチャを意識することはない――レビュー機を使い始めた当初はそう思っていたのだが、実はそうでもないという“現実”をすぐに突きつけられることになった。

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