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3年ぶりのモデルチェンジ! Amazonのスマートディスプレイ「Echo Show 8(第3世代)」は何が変わった?

ITmedia PC USER / 2024年8月13日 12時0分

 本製品の目玉は高速化だ。従来はMediaTek系列だったSoCが、本製品では自社製の「Amazon AZ2ニューラルネットワークエンジン内蔵のオクタコアSoC」になっている。筆者の手元にある第1世代モデルと比べると、レスポンスは触れてすぐ分かるほど高速化しており、タッチによる操作時のイライラ感は大幅に軽減されている。

 またカメラの映像を表示する時のレスポンスも、大幅に高速化した。筆者の環境では、第1世代モデルでは「Alexa、(カメラ名)を見せて」と声をかけてから表示までに5~6秒はかかっていたのが、今回の第3世代モデルでは2秒ほどで表示される。カメラのビューアとしての用途で使っているならば、要注目と言える。

 スマートホーム規格として、Zigbee/Matter/Threadボーダールーターに対応したのも目玉だ。Zigbeeは古いEchoからサポートしている規格で、対応製品も少ないためあまり必要性を感じないが、残りの2つは将来有望な規格であり、サポートする意義は高い。ただし今回試したところ、第1世代モデルでは行えたMatterデバイスの検出が本製品では行えなかったことを付記しておきたい。

 この他にもスピーカーは、パッシブラジエーター付きの2型ネオジムスピーカー×2と、スペック上は変化していないのだが、新たに空間オーディオに対応した。こちらも本製品の目玉機能の1つといっていいだろう。

●前モデルとの設定画面の違いは誤差レベル

 設定画面についても比較してみよう。Echo Showシリーズはスマートフォンアプリと本体それぞれに設定画面があり、その両方にそれぞれにしかない項目があるという、ややこしさがあり本製品でもこの図式は変わっていない。

 その設定項目は、細部を見ていくと若干の差はあるが、機能面で大きく異なっているというわけではない。例えばスマホアプリ側の設定画面には、第1世代にない「Bluetooth」「ジェスチャー」の2項目があるが、画面に手をかざしてアラームを止めるジェスチャーは第2世代で既に搭載されている。またBluetoothは第1世代モデルでは本体側で設定する仕様だったので、実質的に機能面の違いはないとみなして差し支えない。

 Echo本体側での設定項目は、「注目の機能」「Alexaに話しかける」の2項目が本製品にのみ存在し、第1世代モデルにはない。「注目の機能」はその名の通り便利機能を紹介する画面だが、ここで項目を作ったところで、あまり効果があるようには感じられない。

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