1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

AMDの新型CPU「Ryzen 9 9900X/9950X」の真価はどこで発揮される? 試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年8月14日 22時5分

・Ryzen 9 9900X:179.81fps

・Ryzen 7 9700X:192.4fps

・Ryzen 5 9600X:188.4fps

・Core i9-13900K:188.4fps

WQHD

・Ryzen 9 9950X:181.0fps

・Ryzen 9 9900X:186.4fps

・Ryzen 7 9700X:191.3fps

・Ryzen 5 9600X:178.2fps

・Core i9-13900K:185.3fps

4K

・Ryzen 9 9950X:146.1fps

・Ryzen 9 9900X:147.4fps

・Ryzen 7 9700X:146.6fps

・Ryzen 5 9600X:147.5fps

・Core i9-13900K:170.3fps

 このゲームでも、Ryzen 9 9900X/9950Xの平均フレームレートは優秀……なのだが、前回テストした下位モデルとほぼ同等か、少し下回ってしまっている。これも、ゲーム側が多コアを生かしきれていないゆえの結果だと思われる。

 とはいえ、1コア当たりの性能は高いゆえに、肉眼でゲーム画面を見ている限り極端に引っかかるような動作が劣る場面はない。動作は非常にスムーズだ。

 各種テストの結果だが、まずRyzen 9000シリーズの底力として、やはりシングルコアの性能向上の恩恵がとにかく大きいということが挙げられる。

 さまざまなシチュエーションでシングルコア性能が向上した結果、スコアが先代や競合と比べ大きく伸長している。どんなGPUを組み合わせるかにもよる部分も大きいが、ゲーミング用途に選ぶCPUとして有力な進化を遂げていることは間違いない。

 その上でRyzen 9 9900XやRyzen 9 9950Xに絞って話をすると、≪マルチコアをどこまで生かせるかが、選ぶ上での鍵となる。現状では、10基を超えるCPUコアを使い倒せるアプリの数はまだ限られる。

 特にゲームはその傾向が顕著だ。多コアCPUは、ゲーム側の最適化状況によって本領を発揮できない可能性もゼロではない(むしろ動作が遅くなるタイトルもありうる)ことは覚えておくといいだろう。

●クリエイター系アプリは多コアを生かしやすい

 PCで行う「重たい処理」は、何もゲームに限ったことではない。写真や動画の編集でもCPUパワーが求められるシーンは多い。時間の都合で、今回は「Adobe Lightroom Classic」を使って写真(RAWファイル)の現像(書き出し)処理に要する時間のみ計測した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください