1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. デジタル家電

 エレコムが“本当に使える”バックパック「「MNL CITY PACK」を9月に発売 バッグを200個以上使ってきたYouTuberと共同開発で想定価格は2万円弱

ITmedia PC USER / 2024年8月20日 14時17分

 エレコムの児野氏は「今まででは考えられないほどたくさんのイメージカットを用意した。『PC周辺機器を展開するエレコムだけど、見た目がエレコムらしくない、全く新しいブランド』として展開していきたい」と語る。

●“本当に”使いやすいバックパックを目指して

 エレコムはPC周辺機器の他、それを収納するための小物ポーチやPCバッグ、バックパックといったアクセサリー類も企画/開発している。

 しかし、コロナ禍もあって、2020年に国内ブランドのアクセサリー類の小売市場規模は大きく縮小した。昨今は規模面で持ち直してきてはいるものの、2019年以前の水準にまでは戻っていないという。

 そんな中、同社は「これまでとは異なるアプローチ、エレコムのバッグを選ぶ理由」(児野氏)を模索していた。その過程で、「バッグへの思いの強い人と一緒に(バッグ類を)作る」という考えに思い至り、2023年夏にバックパックのレビューを多数手がけていたリュークさんに声を掛けたという。

 リュークさんはYouTubeの他、Instagram、X(旧Twitter)など、各種SNSでバッグ類の紹介やレビューを行っている。通り一辺倒な紹介だけでなく、ポケットの素材や仕様、何が入るかなど、視聴者/フォロワーが購入前に知りたいと思うことを細かくレビューしている。バッグの「良いところ」「欲しい機能」などを熟知している、まさに“カバンの人”なのだ。

 本製品の開発は、リュークさんによる手書きラフから始まった。その後、仕様やデザインのブラッシュアップ、サンプル(試作品)への落とし込みなどを繰り返した。その過程をYouTubeにアップすることで、リュークさんのもとに集まるカバン好きな人たちからのフィードバックも集まり、納得のいくものが生まれたという。

 視聴者からの声に、「内側の布を明るい色にしてもらいたい」というものがあったという。「暗い色だと、カバン内部でモノが迷子になってしまうから」ということだった。これは最終段階で反映され、白に近いグレーへと変更された。

 また、ボトルホルダーのポケットの長さや、ボトルホルダーと反対側に付ける小物ポケットの位置も変更された。ボトルを支えるポケットの布の長さが短いと、三脚など長めのものが外側に倒れやすくなること、また小物ポケットが左側にあると背負った状態でものを取り出しにくいということが理由だ。

 リュークさんによると、本製品で特にこだわった点は3つあるという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください