1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. デジタル家電

「Google Pixel 9 Pro Fold」を開封レビュー! 折りたたみ型スマホに感じたメリットとデメリット

ITmedia PC USER / 2024年9月4日 2時5分

 6.3型のカバーディスプレイを使って小さめのスマートフォンとして利用できる。ただし、薄いスマートフォンを2台重ねて持っているのと変わらないので、重さは約257g(Pixel 9 Pro XLは約221g/Pixel 9は約198g)とサイズの割には重くなっている。小型スマートフォンのつもりで手にすると、少し重く感じるかもしれない。

●カメラは3眼構成 SoCは最新のTensor G4/Titan M2を採用

 背面カメラは約4800万画素(広角)と約1050万画素(超広角)、1080万画素(望遠/光学5倍)という3眼構成だ。Pixel 9 Proの約5000万画素(広角)+約4800万画素(超広角)+約4800万画素(望遠)という構成と比較するとやや見劣りする部分だが、本体の厚みを抑えるために大型のセンサーやレンズが組み込めなかったのだろう。

 Pixel 9 Proと比べて画素数が少なめといっても、写り自体に問題はない。

 SoCには、Google独自のTensor G4を搭載する。メモリは16GBでストレージは256GBだ(販路によっては512GBモデルもある)。Tensor G4の最新SoCではあるし、価格帯的にも超ハイエンドの性能を期待したくなるが、ベンチマークテストの結果を見る限りでは、そこまでハイエンドというわけではない。

 Geekbench 6のスコアはシングルコアが「1780」、マルチコアが「3753」で、2世代前のSnapdragon 8+Gen 1と同程度だ。これについてGoogleは、「Tensor G4はベンチマークで良いスコアを出すために設計したわけではない」とインタビューで答えている。とはいえ、実際に操作しても遅いとは感じず、アプリの起動などもキビキビとしている。

●純正のスマートフォンケースを試す

 今回は純正のケースも試した。カバーのリサイクル プラスチックがふんだんに使われており、カバー単体の重量は約31.2gとなっている。

●折りたたみスマホのメリットとデメリット

 折りたたみスマートフォンのPixel 9 Pro Foldだが、肝心の「折りたたんで何ができるのか」という部分についても触れておこう。

 真っ先に思い浮かぶのが、コンパクトに持ち歩き、必要なときに大画面を利用するという使い方だろう。このイメージは、ある程度正しい。通常のスマートフォンと同様、電話やメール、SNSの閲覧など、日常的な操作は大抵カバーディスプレイ側でも対応できるが、複数の資料を見比べたり、資料を見ながらメールを書いたり、あるいはYouTubeを見ながらSNSへ書き込みをしたい、ゲームをしながら攻略サイトを参照したいといった場合には、8型のインナーディスプレイで画面分割を利用すれば簡単に実現できる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください