1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. デジタル家電

「Google Pixel 9 Pro Fold」を開封レビュー! 折りたたみ型スマホに感じたメリットとデメリット

ITmedia PC USER / 2024年9月4日 2時5分

 タブレット用のクランプなどを使って車載すれば、大画面でカーナビ代わりにもなる。車を降りるときには折りたたんでポケットに収めることが可能だ。

 文章を書く場合に、スマートフォンのフリック入力が苦手だという場合にも、広い画面を使ってQWERTYキーボードで入力することもできる。Pixel 9 Pro Foldは、本体を無段階で折り曲げられるので、ノートPCのように途中まで開いて机上に置いて入力することも可能だ。

 カバーディスプレイとインナーディスプレイの2画面あるのも特徴だ。

 自撮りを行う場合に、Pixel 9 Pro Foldには約1000万画素のインナーカメラが搭載されているが、カバーディスプレイを利用すると、より高精細な背面カメラで自撮りを行える。ポートレート写真を撮影する場合も、被写体となる人にカバーディスプレイで表情などを確認してもらうことができる。

 2画面を利用すると、Google 翻訳を使ったリアルタイム翻訳で自分と相手、それぞれに違った画面を見せながら会話を行うことも可能だ。小さな画面をお互いにのぞき込む必要はない。

 折りたたみスマホにはメリットがある反面、デメリットもある。その最たるものが重さだろう。先にも書いたが、Pixel 9 Pro Foldは薄いスマートフォンを2台持ち歩くようなものなので、当然ながら重い。

 また、「開くと大画面」にも注意が必要だ。動画を大画面で楽しみたいと考えている場合、おそらくその希望はかなえられない。こちらも先に書いたが、Pixel 9 Pro Foldのインナー画面は、ほぼ正方形だ。アスペクト比16:9の比率が主流の動画を表示しても、画面いっぱいに表示することができない。

●用途に合うなら便利な1台

 折りたたみスマホにはいくつかのデメリットはあるものの、それが問題にならない用途であれば非常に便利なことは間違いない。大画面での動画視聴には向かないが、スタンドがなくても机上に置けるのは、新幹線や飛行機などでは便利かもしれない。その他にも、移動中に資料を読み込んだり、メールや文章作成などを行ったりするビジネスユーザーとは相性がよさそうだ。

 価格が25万円超えと高いので誰にでもお勧めできるわけではないが、普段からスマートフォンとタブレットを持ち歩いている、ノートPCを持ち歩く機会を減らしたいと考えている人なら、試してみる価値はあるだろう。

(製品協力:グーグル合同会社)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください