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レノボの14.5型Copilot+ PC「Yoga Slim 7x Gen 9」を試す 静音/長時間駆動にワンランク上のビジュアルとサウンドが魅力!

ITmedia PC USER / 2024年9月5日 17時5分

 本SoCのCPUコアはQualcommが新開発した「Oryon(オライオン)」を12基搭載し、最大3.4GHzで駆動する。キャッシュは42MBだ。ピーク時に45TOPS(毎秒45兆回の処理)のAIパフォーマンス備えるNPU「Hexagon(ヘキサゴン)」や、ピーク時に3.8GFLOPSの浮動小数点演算をこなせるGPUコア「Adreno(アドレノ)」も統合している。

 メモリはLPDDR5X-8448をオンボードで32GB搭載する。ストレージはPCI Express 4.0 x4対応の1TB SSDを備える。なお、本機は直販サイトでカスタマイズ(CTO)モデルも購入可能で、ここでは16GBメモリ構成や、512GB SSD構成も選べる。

●新しいAI体験ができる「Copilot+ PC」

 Snapdragon X Eliteを搭載し、キーボードにCopilotキーを備える本製品は、Microsoftが定めた要件を満たす「Copilot+ PC」だ。Copilot+ PCには、OS標準のローカルAI機能が導入されており、NPUを活用した高度なカメラ効果や画像生成など、新しいAI体験ができるようになっている。

 ただし、Snapdragon X EliteのCPUコアはArmアーキテクチャであり、OSもArm版Windows 11だ。このArm版Windows 11は、いわゆる「普通のWindows 11(x64版Windows 11)」とUI(ユーザーインタフェース)こそ共通だが、プログラムの命令構造が異なっており、互換性に課題が残っている。

 一応、従来のx86(32bit)/x64(64bit)アプリもエミュレーションで動作するようになっているが、一部動作しないアプリがある他、x64アプリとArmネイティブアプリとの相互運用ができない(「Arm64EC」対応アプリを除く)。具体的な事例でいうと、アドビの「Adobe Creative Cloud」を構成するアプリのうち「Premiere Pro」や「Illustrator」などが利用できない他、x64エミュレーションで動作する日本語IMEは、ArmネイティブのOS標準アプリで利用できない。

●美しい有機ELディスプレイと迫力のサウンド バックライト付きキーボードも

 画面は14.5型有機ELディスプレイ(Pure Sight OLED)を搭載する。パネル解像度は2944×1840ピクセルで、アスペクト比は16:10だ。

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