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Appleの空間ビデオも見られるQuest 3のライバル「PICO 4 Ultra」と「PICO Motion Tracker」が日本発売 実機を見てきた

ITmedia PC USER / 2024年9月13日 12時30分

 PICO Motion TrackerとPICO 4 UltraまたはPICO 4を装着すると自動的にペアリングするので、あとは後は画面の指示に従い、背筋を伸ばす、つま先を見るという動作のみでキャリブレーションが完了する。慣れれば5秒で済むため、面倒に感じることはないだろう。

●狭い部屋でも踊れる! 大画面ディスプレイで仕事ができる!

 ここからは筆者の体験レポートとして、PICO Motion Trackerを装着し、ゲーム「TempoClub」をプレイしてみた。

 くるぶしまであるワークブーツとジーンズという装いで臨んだが、バンドの長さが足りないということも、トラッキング精度の減衰も感じられず快適に装着できた。

 ゲームでは音に合わせて前方からやってくるバブル(手での操作用)やブロック(足での操作用)をパンチ、カット、ステップ、キックなどでヒットさせていく。最も低いレベルをプレイしたが、前方からやってくるバブルやブロックに対処しているだけで息が上がってしまった。まるでゲームセンターのダンスダンスレボリューションをプレイしたときのような爽快感を得られた。

 横移動や足の動きをしっかりトラッキングしており、キックしたのに無反応といったこともなく、ストレスを感じずに楽しめた。

 次にパノラマワークスペースも体験した。こちらは既に複数のデバイスと接続済みだったため、接続するところからの体験はできなかったが、PCの拡張ディスプレイとして十分に使えるレベルである。というのも、グラス型ディスプレイでは解像度が足りない上、外光が入り込み、スプレッドシートやWebサイト、ドキュメントのテキストを識別しづらく感じることがあるからだ。

 しかし、PICO 4 Ultraのパノラマワークスペースでは、フロントにあるデュアルカメラのパススルー機能により室内が見える状態であるにもかかわらず、実際には外界から遮蔽(しゃへい)されているので、余計な光にじゃまされるということがない。また高精細ゆえ、全体的にくっきりとした表示である。そのため、テキストもくっきり見えていたのだ。

 また、パノラマワークスペースで使えるバーチャル環境も試してみた。ワンタッチで、開いているウィンドウの背景に草原が広がり、自然の中で作業をしているような感覚に浸ることができた。自宅で使えたら、さぞリフレッシュできるだろう。PICO 4 Ultraの本体サイドを強めにダブルタップするだけで、開いているウィンドウも背景の草原も消え、パススルー機能で室内を表示するので、手元を見たくなったとき、来客があったときなどに即座に切り替えられる。一気に現実に引き戻されるが、これはこれで便利だ。

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