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きっかけは何? ふと思い立って自宅の光インターネットを1Gbps→10Gbpsに切り替えた話【前編】

ITmedia PC USER / 2024年9月13日 16時0分

・金具類の“打ち込み”をしないことを条件に敷設の承認を取得

2019年4月某日:ドコモに戸建てタイプへの注文変更を連絡

2019年5月某日:現住地で戸建てタイプの工事を実施

・エアコン用の配管を流用して自宅内に光ファイバーを引き込み

 よくここまで記録していたなと思います……。回線の工事(開通)日は、休みを取得するほどだったので、本当にワクワクだったんでしょうね。

 苦労(?)して引いた、ドコモ光(フレッツ光)の1Gbps回線。コロナ禍の際は快適なビデオ(Web)会議にも貢献してくれました。ビデオ会議をこなしつつ別の通信をしても、基本的には詰まることもありません。

 では、筆者はなぜ、ネット回線の10Gbps化を進めることにしたのでしょうか。

●増速の障壁は「電話」だった

 PCにしてもスマートフォンにしても、筆者は基本的に「一番(スペックの)いいモノ、頼む」という考えです。ただし、それはあくまでも一定の実用性があることが前提で、どれだけスペックが良くても、実用性に欠ける場合は選定を見送ることもあります。

 このことは自宅ネットワークも同様です。回線事業者の変更にしても、契約プランの変更にしても、原則としてスペックダウンになる選択はしません。その観点でいえば、ドコモ光(フレッツ光 クロス)に10Gbpsプランが出てきた時点で、すぐに切り替えることを検討しました。併せて、他の事業者(KDDIやJCOM)の提供する10Gbps回線への乗り換えも考えました。

 しかし、リリース当初のフレッツ光 クロスではひかり電話を継続利用できないという制約がありました。希望者に貸し出される「ホームゲートウェイ」(ひかり電話ルーターに相当)には電話の接続端子があるにも関わらず、利用できないとされたのです。これは、ドコモ光を含む10Gbps対応の光コラボレーション事業者(FVNO)も同様でした。

 「今さら固定電話なんて使うの?」と思う人もいるかもしれませんが、コロナ禍を受けて在宅勤務が増えて、通話料金を抑える目的で使う機会が増えました。携帯電話でもオプションで国内通話(準)定額はあるのですが、ひかり電話を使う方が手っ取り早いし出費を抑えられるんですよね……。

 「じゃあ、10Gbps対応で電話もある他社回線への乗り換えは?」という観点ですが、以下の観点から見送りました。

・工事費が結構掛かる(新規敷設となるため)

・住所検索で10Gbpsプランを契約できないとされた(検討当時)

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