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試して分かった10周年モデル「Apple Watch Series 10」 消えない秒針と見やすくなったディスプレイ、新たな健康機能が魅力

ITmedia PC USER / 2024年9月17日 21時5分

 Apple Watch Series 10には、もう1つこれまでとは使い方が変わる機能がある。音楽やオーディオブックなどの音声コンテンツを内蔵スピーカーで再生する機能だ。Apple Watchには通知音など単純な音を再生するスピーカーが内蔵されており、ボイスメモで録音した音を確認するなどは既にできた。

 しかし、せっかくの内蔵スピーカーを音楽やオーディオブックの再生には利用できずにいた。機能重視のユーザーの中からは不満の声が上がることもあったが、今回、改めてその理由がAppleが何よりも品質を重視する会社だったからだと明らかになった。

 Series 10ではスピーカーが再設計され、より大きくきめ細やかな音が出せるようになった。それに加えて音系のソフトウェアエンジニアが頑張ったらしい。これによってApple Watchのスピーカーからでも、同社製品のブランドイメージを損なわない品質で音の再生ができるようになった。今回、初めてApple Musicの音楽やApple Booksのオーディオブック、Podcastなどの音をApple Watch単体で内蔵スピーカーから再生することがソフトウェア的に可能になったのだ。

 小さな時計から出てくる音なので、音量はそこまで大きくなく(Ultra 2だとスピーカーが2基あるため、もっと大きな音になるとのこと)、特別優れた高音質というわけではないが、カジュアルに音楽を楽しむには十分な音質と言える。

 音の再生だけでなく、収音の性能も上がっている。通話中に周囲がうるさくても、雑踏音を打ち消してユーザーの声だけを分離して相手に届ける機能が追加されたのだ。もっとも、これはマイク性能が良くなったわけではなく、ニューラルネットワークを使ったインテリジェンス機能が音声解析をして行っている(とはいえ、そういったうるさい環境では、相手の声が聞こえないので結局はAirPodsなどのヘッドフォンを付けて通話してしまいそうだが)。

●ウォーターアクティビティー対応と画期的な睡眠時無呼吸症候群の兆候判定

 Apple Watchでは毎モデル、アクティブなスポーツを応援する機能も追加される。Series 10ではウォーターアクティビティー系の機能が強化され、水温センサーも加わり、これまでApple Watch Ultraシリーズでしか利用できなかった「水深」アプリが利用できるようになった。水深6mまで計測できるという(ちなみに、Apple Watch Ultraは水深40mだ)。

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