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ダイソンの新製品はまさかの「ヘッドフォン」 空気清浄機能を省いた「Dyson OnTrac」を試してみた

ITmedia PC USER / 2024年9月20日 12時0分

 短時間ではあるが、発表会では試聴する機会を得たので、所感をお伝えしたい。

 アプリで低音域をブーストすると、低音域から中音域にかけてやや聞こえやすくなる。エンハンスド(おまかせチューニング)に切り替えると、全体的にフラットにかつクリアなサウンドへと変化。さらに全体をフラットにするニュートラルというモードもあるが、楽曲によってはエンハンスドとの差がそれほど感じられない。

 ノイズキャンセリングをオンに切り替えて音楽を再生すると、周囲の音は聞こえづらくなる代わりに、一つひとつの音がより厚みを増したように聞こえ、没入感がさらに高まる。ノイズキャンセリングをオフにすると、イヤーカップにより外部の騒音が軽減されるが、ノイズキャンセリングオンの方が当然、没入感は高まり迫力も増す。

 イヤークッションにはマイクロファイバー生地を採用し、「どのような頭の形、どのような耳の形であれ、適合するようになっており、まるで耳が息をできるかのような快適性を保てる」(ジェイク氏)。数分ながら装着すると、約451gの重量を「軽い」と感じてしまうほど、付け心地がよく締め付けられている感はほとんどない。

 ボディーカラーは「CNCアルミニウム」「CNCコッパー」「セラミックシナバー」「CNCブラックニッケル」の4つで、いずれもジェイク氏とCMF(色・素材・仕上げ)チームがデザインしたという。別売オプションのアウターキャップとイヤークッション(それぞれ7色展開)を付け替えることで、外観をカスタマイズ可能だ。

●ジェイク氏がお勧めのコーデをアピール

 最後に、ジェイク氏に個別インタビューを行った。

 このOnTracについて、サウンド面と使い勝手や心地よさのどちらを追求したのかを聞いたところ、「50%/50%だ」との答えだった。単に音の良さを追求しただけではダメだし、見た目のデザインや使い勝手の良さも同じくらいに力を入れたということのようだ。

 また、アウターキャップやイヤークッションは交換できるのに、ヘッドバンドやヘッドパッドは決め打ちとなる点を確認したところ、「この部分にはケーブルや回路があるので交換が難しいんだ。でもカラーは選べるようにしたよ」と述べた。

 さらに「Dysonのエンジニアは点と点を線でつなげるのが得意だ。今回も、Dyson Zoneで搭載した耳の隣にある大型モーターのノイズを消し去ることができたんだから、その技術でノイキャンヘッドフォンを作ったらどうなるのだろう、というところからスタートしている」と自信を見せた。

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