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AIとサウンドが売りの「Google Pixel Buds Pro 2」は何が変わった? 試して分かった進化点

ITmedia PC USER / 2024年9月26日 2時5分

 実際に装着してみると、本体が小さくなったため、耳に挿して回転させるという動作が難しく感じた。また、軽くなったことも影響していると思うが、外れてしまうようなことはなかったものの、何となく耳への収まりが悪い気がした。このあたりは慣れもあるのかもしれない。

 充電ケースの形状は、従来からほとんど変わっていない。パッと見で区別するのは難しいだろう。

 ただ、Pixel Buds Pro 2の充電ケースには、スピーカーが搭載されている。スピーカーと言っても音楽を流せるようなものではなく、「デバイスを探す」で着信音を流すためのものだ。詳しくは後述する。

●圧迫感が少ないANC

 アクティブノイズキャンセリングも従来から強化された。Tensor A1チップの搭載により、「Silent Seal 2.0」を使用したANCは、環境に合わせて毎秒300万回の調整をして、ノイズを従来の最大2倍ブロックするとのことだ。ANCが強力になると、特有の閉塞感/圧迫感を生じるものだが、そうしたものは感じなかった。

 なお、外部音を取り込むトランスペアレンシーモードにも対応しており、ジェスチャー操作で切り替えることができる。この他、会話を検出すると自動的に外部音取り込みモードに切り替わる機能も備えている。

 肝心の音質だが、Pixel Buds Proと比べると高音のシャープさが増しているようだ。低音も強いのだが、ドンシャリという感じはなく、どちらかというフラットな印象を受けた。

 イコライザー機能も備えており、デフォルトを含めた6つのプリセットに加え、ユーザー自身でカスタマイズも可能だ。カスタムイコライザーは数字の帯域ではなく、「超高音」「中音」などで記載されているので、イコライザーになじみがない人でも分かりやすいだろう。

 Pixel Buds Proに引き続き、ヘッドトラッキング付きの空間オーディオにも対応している。ただし、利用するにはPixel 6以降のPixelスマートフォン(aシリーズは非対応)が必要だ。

●Gemini Liveを利用可能

 Pixel Buds Pro 2には、AI機能を強化するTensor A1チップが搭載されている。GoogleのAIと言えばGeminiということで、Pixel Buds Pro 2ではGemini Live(日本ではGemini ライブチャット)を利用することが可能だ。

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