1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. デジタル家電

アイ・オー・データのマルチメディアディスプレイ「GigaCrysta」は10周年 新モデルを先行展示

ITmedia PC USER / 2024年9月29日 14時5分

 表示領域を狭める機能は「Focus Mode(フォーカスモード)」と呼ばれており、有効にすると表示領域が24型相当になる。これは特にFPS(一人称視点のシューティング)ゲームをプレイする際に視認性が向上することから、大画面のゲーミングディスプレイではトレンドになりつつある機能だ。

 ただ、同社製品の場合、非表示となる領域に工夫を加えている。錯視描写をしているのだ。担当者によると、単純に非表示にするよりも画面により集中しやすくなる効果があるといい、専門家の意見を踏まえて導入したという。

 確かに、実際にFocus Modeを試してみると、単に非表示とした場合と比べて画面に集中しやすくなる。表示領域を狭める機能を備えるディスプレイ全てに導入してほしいレベルだ。

アイ・オー初のMini LED液晶ディスプレイ「LCD-LDQ271JAB」

 「LCD-LDQ271JAB」は、アイ・オー・データ機器としては初めて、Mini LEDバックライトを適用した液晶パネルを採用した27型液晶ディスプレイだ。10月上旬に発売予定で、直販価格は6万4800円となる。

 本製品はGigaCrystaブランドではない。しかも、アイ・オー・データ機器の直販サイトでは“法人向け”のカテゴリーで販売されている。

 なぜゲームショウで展示されているのだろうか……? その理由は、スペックを子細に見ていけば分かる。

 本製品はWQHD解像度のAHVAパネルを採用し、576ゾーンのローカルディミング(局所輝度調整)に対応している。HDR(ハイダイナミックレンジ)の表示に強みがあり、VESAの「DisplayHDR 1000」認証も取得している。この認証からも分かる通り、ピーク時の輝度は1000ニトとなっている(※1)。色域はDCI-P3を99%カバーしており、約10億色の表示に対応する。

(※1)SDR表示時のピーク輝度は450ニトに設定されている

 ここまでのスペックを見る限り、「映像のきれいさを重視する人や、映像クリエイターに向けた製品なのかな?」という感じがするこのディスプレイだが、実はリフレッシュレートは最大180Hz、応答速度は最短1ミリ秒で、表示同期技術「NVIDIA G-SYNC」にも対応している。ゲーミングディスプレイとしても活用できるスペックを備えているのだ。

 現に製品情報のページでは「180Hzの高リフレッシュレートでゲームへの没入感を体感頂けます」と明記されている。また、本製品に付属するスタンドはチルトや高さ調整だけでなくビボット(縦旋回)も可能だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください