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私たちの“仕事”に適したビジネスPCをどう選ぶ? ~メモリ編~

ITmedia PC USER / 2024年10月2日 12時20分

 昔と比べてWebページは動画コンテンツやさまざまなスクリプトなど、ふんだんに画像ファイルが使われるようになり、かなりリッチなコンテンツが増えてきた。

 Webページのコンテンツがリッチになればなるほど、使用されるメモリ量は増えてくるし、Google Chromeのようにタブブラウザが主流となっているため、おのずと開くタブの数も増えてくる。

 一例として、筆者のPCのタスクマネージャーを開いてみると、タブを30個開いている状態で、既に約6.5GBのメモリを使用していることが分かる。

 特に最近の業務では、検索エンジンで調べ物をするだけでなく、Google WorkspaceといったSaaSツールを多用することも増えた、開くタブの数も自ずと増えてくる。

 この状態で、さらにMicrosoft TemasやZoomを利用したビデオ会議を行い、画面共有も行うとなると、8GBのメモリでもかなり厳しくなってくる。

 PCに搭載された以上のメモリ容量が必要になった場合、ストレージの一部をメモリとして利用する仮想メモリ(ページングファイル)機能がある。

 この機能のおかげで、メモリ容量の限界を超えたとしても、すぐに動作停止することはないが、NVMeなどの高速SSDと比べたとしても、メモリの方が転送レートがはるかに高いことから、できることなら仮想メモリを頻繁に利用しない状況が好ましい。

●最低限16GBのメモリは搭載しておきたい

 業務で16GBのメモリを搭載したノートPCと、32GBのメモリを搭載したデスクトップPCの計2台を利用している筆者の体験をもとに、ビジネスPCに搭載したいメモリ容量について考えてみよう。

 普段、チャットツールやビデオ会議を行いながら、SaaSツールを使ったドキュメントの作成の一般的な業務の他に、リモートデスクトップやVisual Studio Code、PowerShellを使って大規模なIdP(Identity Provider:クラウドサービスなどを利用するユーザーの認証情報管理システム)を管理している。

 チャットツールやビデオ会議、SaaSツールを使ったドキュメント作成業務においては、16GBのメモリを搭載したノートPCでも特に動作が重たくなることもなく、快適に業務を行える。

 ちなみに、Microsoftが提唱するCopilot+ PC(AI PC)に関しても、要件として16GB以上のメモリ搭載が定められている。

→・Microsoftが「新しいAI PC」の要件を発表 40TOPS以上のNPU搭載が“必須”に

 ただ、Visual Studio Codeでスクリプトを書きながら、内蔵するターミナルでIdPの管理や、ログ解析などを行うと、メモリ16GBのノートPCでは、少し厳しい場面に遭遇する。

 とはいえ、何もできないくらい負荷が高まる、というわけでもないため、ビジネスPCには、最低限16GBのメモリを搭載することを強くオススメしたい。

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