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8K/30fps撮影に対応したライカ印の正統派アクションカム「Insta360 Ace Pro 2」を前モデルと撮り比べてみた

ITmedia PC USER / 2024年10月23日 0時43分

 センサーの読み出し速度も高まったのでしょう。動画の最高画質設定は従来機の8K/24fpsから8K/30fpsにアップしました。低照度シーン用のPureVideoモードや、アクティブHDRモードも、従来より高フレームレートで撮影できます。

 カラープロファイルにライカカラープロファイルも入っていますね。ただしInsta360 Ace Proも8月のアップデートでライカカラープロファイルが使えるようになったので、ここはアドバンテージとはならないかもしれません。

 過去モデルにもちゃんと新機能を提供していくところは、ハードウェアメーカーの姿勢として素晴らしいもの。信頼に値しますね。

●モノラル録音でなくても風切り音を低減できるウィンドガード付き

 個人的に秀逸だと感じたのが、取り外し式のウィンドガードを備えているところ。これは大いなる進化です。

 アクションカムは迫力や臨場感のある美しい映像を撮ることにたけていますが、録音品質は特別優れているとは感じないプロダクトでした。これはスマホやミラーレスカメラ、マイク内蔵イヤフォンなども同様で、いずれも超小型のMEMSマイクを使っている時点で、どのプロダクトでも集音品質や録音品質は似たりよったりでした。

 しかし、風を切って走るようなシーンでも使われるアクションカムは、他のプロダクトよりも風切り音対策が欠かせません。ところが、僕の知る限り、これまで純正のウィンドガードは発売されていませんでした。代わりに風切り音が目立たなくなる機能が付いていましたが、モノラル録音になってしまいます。

 その点、Insta360 Ace Pro 2は違います。ご覧のように、最初からウィンドガードを備えているのです。このウィンドガードでも風切り音を消せないときは、モノラルの風切り音低減モードも併用できますし、外部マイクやBluetoothマイクを使う際のゲイン調整ができるから、音割れのトラブルもそうそう起こらないでしょう。

 アクションカムとして正しい進化だと思いませんか。

 また、水中撮影時に使うマイクキャップも標準装備です。細部まで配慮が行き届いてますね!

●ハードウェアとしての使い勝手は従来機と同等

 レンズ、マイク以外を見ていきましょう。電源ボタンを押すと起動、長押しでシャットダウンです。起動中に短く押すと、プリセットされているモードに切り替えられるモードボタンとして機能します。

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