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8K/30fps撮影に対応したライカ印の正統派アクションカム「Insta360 Ace Pro 2」を前モデルと撮り比べてみた

ITmedia PC USER / 2024年10月23日 0時43分

 参考例として、8K/30fpsで撮影したHDRなしの動画もご覧ください。空の白飛び面積が明らかに減っているのが分かるはずです。

 陰影が多い自然の中での撮影も、Insta360 Ace Pro 2ならキレイに記録を残してくれるでしょう。

 そしてInsta360 Ace ProのHDR動画ですが……あれっ。こんな感じでしたっけ。暗い部分はまるで塗り絵のよう。一昔前のスマートフォンで撮った動画を思わせます。あれー。ここまで違いがあるんですかとびっくり。

●歩行時のブレと低照度の画作りをPureVideoモードで確認

 ダイナミックレンジが拡大したというInsta360 Ace Pro 2ですが、暗いシーンでの撮影品質はいかがなものでしょうか。同時に歩いているときの縦ブレ、光源のにじみを確認してください。

 電子手ブレ補正の効果が強く、アクションカムでの夜間徒歩映像にありがちな光源のにじみはかなり目立たなくなっています。優秀です。写真モードで撮影すると、AEが選んだISOは655。13.5STOPのダイナミックレンジというのもうなずけます。

 対してInsta360 Ace Proは、PureVideoモードで撮影しても黒つぶれ面積が多めです。ただしこれはユーザーの好みによって評価が分かれるかもしれません。大きなディスプレイで見たときは暗部の解像力に優れたInsta360 Ace Pro 2の映像をキレイだと感じましたが、スマートフォンの画面で見るとフィルターで落ち着かせたようなInsta360 Ace Proの映像が好ましいと感じましたから。

 なお同じ条件での写真撮影時のISOは1539に上がりました。Insta360 Ace Pro 2と比べなければ十分納得がいくものですが、ここまで性能に差が出るとは。

●スローやタイムシフトはレンズ品質止まりかも

 周辺部までクリアに描写するレンズ(もしくはレンズ保護ガラス)を持つInsta360 Ace Pro 2。スローモーションでの画質差をチェックすると、光学系由来と思える部分にしか差を感じませんでした。

 これはタイムシフトなどの撮影モードでも同様です。目を引く動きがある場合、多少の差は気にならなくなってくるものなのですね。

●明らかにポテンシャルアップしたInsta360 Ace Pro 2

 2023年くらいまで、スマートフォンやアクションカムの画質は大きな伸びを見せなくなってきました。ところが2024年は明らかに録画や撮影品質を高めたモデルが次々と登場しています。

 Insta360 Ace Pro 2もそんな高解像トレンドを行くモデルの1つです。デザインが大きく変わらなかったからといって、最初はナメててごめんなさい。メニュー画面のUIも分かりやすくなりましたし、もっと身近で、高解像性能を得られるアクションカムに進化していました。

 カリッとシャープな映像/写真が好き、そして特に自撮りやTikTok/YouTubeショートの縦動画を撮りたい方にはおすすめ。というか、今すぐ買うべきマストなカメラと言ってもいいでしょう。

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