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これはちょうどいいSSDだ! 容量2TBの「FireCuda 530R」を試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年10月28日 14時0分

 本レビューのように製品本来の性能を見るという観点からすれば、使用するマザーボード(のM.2ヒートシンク性能)に左右されないヒートシンク付きモデルがベストだ。それでは実際のパフォーマンスを計測してみた結果を紹介しよう。

●毎秒7GBクラスの転送速度でランダムアクセスも速い!?

 それでは、ここからはシステムを構築して本SSDをテストしてみよう。検証環境は下記の通りだ。

 まずCrystalDiskMarkでは、連続読み出しが毎秒7100MB、同書き込みが毎秒7000MBといった結果だった。ランダム読み出し(Q1T1)は毎秒86MB、同書き込みは毎秒390.6MBだった。ここもPCI Express 4.0 x4接続のハイエンドモデルらしい転送速度で、特に4.0側はけっこう速めの印象だ。

 IOPS表記で見ると、ランダム(Q32T16)は129万8821IOPSで公称値に近く、同4.0は162万3708iopsで公称値よりも高い値だった。

 AS SSD Benchmarkのスコアは読み出しが4195、書き込みが6602といったスコアだ。コピーベンチマークではISOが毎秒3542MB、プログラムが毎秒1931MB、ゲームが毎秒3209MBといった速度だった。

 また、ATTO Disk Benchmarkはキュー数を1~32まで設定して計測、グラフ化してみた。

 ゲーミング向けということで3DMarkのStorageベンチマークでは2184ポイントだった。

 PCMark 10は、Full System Drive Benchmarkが3036、Data Drive Benchmarkが5191ポイントだった。

●ヒートシンク付きモデルの効果は? 温度変化をチェック

 最後に稼働中の温度を計測した。ファン(ケース前面ファンを想定)有りとなしにおけるCrystalDiskMark実行中の温度変化を見た。1つはCrystalDiskMarkのデフォルトであるテストサイズ1GiB、5回計測と、もう1つはテストサイズ64GiB、9回計測でこちらはより長時間稼働させたらどうなるかの検証だ。室温は28度、室内は無風で計測している。

 ファン無しでも極端に発熱量が多いということはなく、徐々に上昇していく傾向がある。もちろん書き込み読み込みを連続して長時間行うとより高い温度になる。その際、最大63度に達したが、いちおう本製品で望ましいとされる68度には達しなかった。

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