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小さなボディーに秘めたるパワー! 「AYANEO POCKET MICRO」で遊び倒す モデルによって違いはある?

ITmedia PC USER / 2024年11月8日 12時30分

 気を取り直してGeekbench 6での結果を確認しよう。こちらはCPUのシングルコアが707.8、マルチコアが1985、GPUが1312であった。スコアまとめサイトによっては、他のデバイスの平均値がシングルコアで729、マルチコアで1979、GPUでは1322とあったので、こちらの結果も3DMark同様だ。

Retro Grayでは若干アップ

 せっかくRetro Grayカラーの8GB/256GBモデルという上位モデルが手元にあるので、こちらでもテストしてみたい。テスト条件はそろえているので、SoCが同じであれば何も変わることはないだろうと考えていたのだが、若干ではあるがスコアは改善された。

 3DMarkの「Wild Life」では、スコアの平均が1256.4、フレームレートの平均が7.53であった。

 3DMarkの「Sling Shot」(ES 3.0)の平均値は3659.6で、3538の6GB/128GBモデルと比べ、有意な差が出た。

 Geekbench 6では、CPUシングルコアが733.2、マルチコアが2048.2、GPUが1314であり、こちらも高めのスコアとなった。

●ゲームの快適さはどうか?

 スマホゲームを実際に快適プレイできるだろうか。ここでは「ゼンレスゾーンゼロ」「崩壊:スターレイル」「Stardew Valley」で試してみた。

 それぞれ推奨スペックは以下のようになっている。

・ゼンレスゾーンゼロ

・崩壊:スターレイル

・Stardew Valley

ゼンレスゾーンゼロ

 ゼンレスゾーンゼロはメモリー8GB以上が推奨スペックとなっており、8GB/256GBモデルであってもギリギリプレイできるレベルだ。

 追加データのダウンロードに、後述する崩壊:スターレイルと同じようにかなり時間がかかった。25GB近くあるので、これに関してはWi-Fi環境やサーバによるところがありそうだ。

 プレイ開始直後、町の中を動き回るところではカクカクとした動きが気になったが、ゲームを進めていくうちに滑らかになっていった。また戦闘シーンでも遅かったり、カクついたりしていると感じることはなかった。

 画質は最低に落とす必要があるが、そもそも画面解像度が960×640ピクセルで、画面そのものも小さい。全体的にぎゅっと圧縮されて見えるため、画質の粗さが目立たない。

 フレームレートはゲーム全体を通じて30FPS以下なので、ハイスペックなゲーミングスマホを普段使っている人だと気になるのかもしれない。筆者の場合、そんなに高価なデバイスを持っているわけではないので、違和感がない。

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