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Wear OSでバッテリーが最長90時間/45日間持つ! 有機ELとFSTN液晶のタフネススマートウォッチ「Mobvoi TicWatch Atlas」を試す

ITmedia PC USER / 2024年11月11日 12時5分

 TicWatchシリーズの特徴の1つが、有機EL(AMOLED)と超低消費電力ディスプレイ(FSTN液晶)の二層ディスプレイを備えていることだ。一般的なスマートウォッチの常時表示モードをFSTN液晶が担うことで、消費電力を削減する。かつて、カシオの「PRO TREK Smart」シリーズでも採用されていた構造だ。

 FSTN液晶での表示は手首を返しただけでは解除されず、画面をタップしたりボタンを操作したりするとAMOLEDを使った通常のWear OSの表示に切り替わる。どちらかというと、FSTN液晶の画面を目にする時間の方が長いはずだ。なお、設定ですぐにAMOLEDでの表示に切り替えることも可能で、常時表示でFSTNを使わないという選択もできる。

 ちなみに、FSTN液晶の表示はモノクロの単純なものだが、バックライトの色は好みに応じて変更が可能となっている。

●バックライトで確認しやすい心拍ゾーン

 バックライトのカラーは、単にアクセントになっているだけはない。運動中の心拍ゾーンに応じて、カラーが変化する。心拍ゾーンは「準備運動(青)」「脂肪燃焼(黄)」「心肺強化(オレンジ)」「無酸素(紫)」「危険(赤)」の5段階で、利用者の最大心拍数に応じてゾーン分けされる。

 心拍数の文字色や、画面中のグラフ表示で心拍ゾーンが表示されるものは多いが、バックライトの色だと一目で分かるので、運動中でも確認しやすい。

●ワークアウトの自動検出機能

 ワークアウトの計測も、TicWatch Atlasの特徴に挙げられる。手動で計測を開始できるのは当然だが、ウォーキングやランニングなどの屋外アクティビティーを自動検出する機能も備えている。これ自体は他でも見かける機能だが、この検出がかなり早い。

 例えば、Googleの「Pixel Watch 3」ではウォーキングは10分程度経ってから通知が出て、計測を開始するかどうかの選択となる。これに対してTicWatch Atlasは、2~3分で通知され、特に操作を行わなくてもそのまま計測が開始される。これだと、近所へのちょっとした外出でも運動として計測される可能性があるが、実際のところそれで不都合が生じることはないはずだ。

 しかし試したところ、この自動計測は意図しないタイミングで計測を終了することがあった。しっかりと記録を残したい場合は、手動で開始した方が安心だ。

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