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今なら渋谷で「なりたい自分を、見つけられる?」 日本HPがAI PCだけをそろえて体験にこだわる理由

ITmedia PC USER / 2024年11月15日 18時0分

●“診断”から“体験”へ できる限りハードルは低く

 まずは試しと設問に答えたところ、音楽制作が向いているとの回答を受け、該当コーナーにあるノートPCで、AIを使って作曲できる「SOUNDRAW」を体験した。

 といっても画面に五線譜はもちろん楽器の姿すらなく、楽曲の長さやテンポ、ムード、そしてジャンルを選ぶだけで自動的に曲を作ってくれる。制作された楽曲はそのまま商用利用できるが、気に食わないところは楽器やキー、テンポを変えたり、楽器ごとのボリュームを調整したりと直感的に編集可能だ。

 あえて3つのタイプのクリエイターに絞っているのは、冒頭で説明した「とにかく取っつきやすく、分かりやすくAIを体験してもらう」という方向性に沿ったものだ。

 それだけに、既に生成AIで画像や動画を作ったり、業務に活用していたりする人からすると「これじゃない感」があるのはご愛嬌(あいきょう)だし、Copilotを活用するだけに出力された結果が「これじゃない感」があるのも避けられない。

 しかし、こんなに簡単に使えるんだ、出力されたモノを利用できるんだというシンプルな驚きがあり、その体験こそがクリエイターエコノミーへの参加となる“第一歩”となるのだろう。

 とはいえ、同社の動向を追っかけている身からすると、もう1つ避けて通れない疑問が浮かんでくる。

●「HP AI Helix」や「HP AI Companion」があるじゃないか!

 その疑問とは、同社自身が推進しているコンセプトにある。同社では、Copilot+ PCの要件を満たすモデルには新しいマーク「HP AI Helix」を付与しており、DNAのらせん構造をモチーフとしたマークを製品に付与している。

 そして、同社が提供している独自AIアプリ「HP AI Companion」を利用できる。このHP AI Helixが付与されたPCにはHP AI Companionがプリインストール済みで、AIによって日々のタスクの質を高めることを目指している。

 大きく分けて「Discover」「Analyze」「Perform」の3機能を備え、OpenAIが開発した言語モデル「GPT-4o」を活用して文章で質問すると回答してくれたり(Discover)、PCに保存されているユーザーの個人ファイルやドキュメントを効率的に分析して有用な情報を抽出してくれたり(Analyze)、PCのパフォーマンスを最適化(Perform)したりしてくれる。

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