1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

2024年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5

ITmedia PC USER / 2024年12月18日 12時0分

 続いては、いざというとき役立つデバイスだ。

●置き忘れ防止タグ部門:MOMAX「Pincard Pro Mini」

 2024年、密かにホットなカテゴリーだったのが、AirTagと同じくAppleの「探す」アプリで置き場所を探せる、カード型の置き忘れ防止タグだ。本家のAirTagは厚みもあって財布に入れるのが難しいのに対し、これらは薄型ゆえ財布の中に入れて持ち歩くのも余裕だ。

 製品によって充電の可否、充電の方法、およびメーカー独自のアプリが利用できるか否かという相違点があるが、複数を購入して試した上での現状のベストバイは、MOMAXが販売しているハーフタイプの製品「Pincard Pro Mini」だ。

 このサイズであれば、財布はもちろんより幅広い製品に取り付けられる。バッテリー寿命は他製品よりやや短いが、市販のワイヤレス充電器で充電できるのは手軽でよい。

 もっとも、これだけの薄さになると面積はあまり問題ではなく、段差がない方が使いやすいので、本製品のようなハーフタイプよりもカードと同じフルサイズの方がベターと考える人ももちろんいるだろう。

 今後は、さらなる価格競争に突入していくと考えられるこのジャンルだが、身の回りのさまざまな持ち物にタグを取り付けていく中で、財布だけがフィットせずに困っていた人にとっては、注目に値する製品だ。

 続いては、タブレットのベストバイだ。

●タブレット部門:Apple「13インチiPad Pro(M4)」

 2023年はシリーズを通じてモデルチェンジのなかったiPadだが、2024年はiPad ProにiPad Air、そしてiPad miniと、3つのモデルがリニューアルされた。この中で最もインパクトがあり、個人的にも進化を実感したのは、大幅な薄型化(厚さは約5.1mm)を成し遂げた13インチiPad Pro(M4)だ。

 とはいえ、購入して半年が経過し、実感するメリットは薄型化よりもむしろ軽量化(約579g)だ。従来よりも軽くなったことで、Magic Keyboardと組み合わせた場合の総重量は実測で1.2kgと、軽量タイプのノートPC並みになった。画面を開いた状態では頭でっかちで後ろに倒れやすい問題は依然として解消されていないが、実用レベルで困らない範囲には収まっている。

 また、こちらもリニューアルしたMagic Keyboardのキー配列もポイントだ。筆者は普段はWindows PCを使っており、Macのキー配列にはいまひとつなじめていないのだが、これまでなかったEscキーがキーボード左上に追加されたことで、何らかの取り消し操作を行いたい場合でも、Windowsと同じく左上に指を伸ばすことで対処できるようになった。無意識にWindowsのキー操作が出てしまう筆者にとっては大きな利点だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください