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新発想のアームが付属! 標準消費電力わずか6Wの23.8型ディスプレイEIZO「FlexScan FLT」を試す

ITmedia PC USER / 2025年1月3日 9時10分

 なぜこのような設計を採用したのかは不明だが、いずれにせよ縦横の回転ができないことと併せて、一般的なディスプレイアームに慣れているユーザーは面食らう可能性が高いので要注意だ。アーム自体を伸縮できる機構など見るべきポイントもあるため、もったいない印象を受ける。

●接続はUSB Type-Cのみ 周辺機器の接続にも対応

 続いて接続方法を見ていこう。本製品の接続方法はUSB Type-Cのみで、背面には3基のUSB Type-Cポートがある。1つはPCとの接続に使うアップストリーム用、もう1つはACアダプターを接続する給電専用、残りはキーボードやマウスなどの周辺機器を接続できるダウンストリーム用となっている。それぞれの役割はアイコンで明記されているので分かりやすい。

 接続方法は2通りある。1つは1本のケーブルでノートPCと直結する方法だ。この場合は映像信号だけでなく電力もPCから供給される。モバイルディスプレイによくある使い方で、1本のケーブルで完結するためスマートだが、電力が足りなくなる場合もある。また、この接続方法ではダウンストリームポートを利用できない。

 もう1つは本製品にACアダプターを装着し、本製品を通じてPCにも給電しつつ、映像信号を受信する方法だ。ケーブルが1本の場合と異なり、給電の向きは逆になる格好となる。こちらであれば電力が不足することもなく、前述のダウンストリームポートも問題なく利用できる。常時安定して使うならば、こちらのつなぎ方になるだろう。ちなみに、ダウンストリームポートはスマートフォンの充電などにも対応している。

 続いて、OSDメニューについて見ていこう。OSDメニューは画面右下にあるタッチボタンで操作するのだが、フレームをタッチする方式はどうにも直感的でなく、項目を移動したり、別のメニューを選択したりするタイミングで画面そのものを指先で押してしまうこともしばしばだ。

 このあたり、物理ボタンとしてしっかり分けるのか、それとも画面上のタッチで統合するのか、いずれかの方向でまとめた方が使いやすくなるように感じる。

 なお、本製品の利用にあたっては、このOSDメニューから、消費電力表示をぜひ設定しておきたい。これは現在の消費電力をリアルタイムで画面上に表示できる機能で、PC側にソフトウェアをインストールすることなく、本製品単体で表示をサポートしている。

 これをオンにしておけば、ディスプレイ側の消費電力、さらにUSB Type-Cポートの消費電力をリアルタイムで表示可能だ。接続方法の変更などによって電力がどれだけ変化するかが一目瞭然なので、なるべく電力を消費しない使い方を見いだすのに役立つだろう。

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