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14型(16:10)×2で実用性が増したサンコーの2画面モバイルディスプレイ「DMAC24HBK」を試す

ITmedia PC USER / 2025年1月6日 12時0分

●2画面を1つの大画面として使えるフルスクリーン表示に対応

 では実際に使ってみよう。今回の検証はWindows 11搭載PCを用いてUSB Type-C接続で行っており、それ以外の環境では可否が異なる場合があるので注意してほしい。

 2024年に発売された同社の15.6型モデルは、2つの画面それぞれに異なる内容、もしくは同じ内容を表示できたが、その一方で2画面を1つの大きな画面とみなして使うことは不可能だった。競合に当たるアイティプロテックの「LCD15HC-IPSDUAL」は、この表示モードをサポートしていたので、サンコー製品の機能不足の印象は否めなかった。

 今回のモデルでは、2つの画面を1つの大きな画面として使える「フルスクリーンモード」に新たに対応したことで、活用の幅がグンと広がった。2画面を別々に使うか、それとも1画面として使うかは、側面のスライドスイッチ1つで直感的に切り替えられるのも秀逸だ。

 なお明るさや音量に制限があることを除けば、これら2つの画面への出力は、ケーブル1本のみで行える。Macにおける一部の表示モードを除き、上下の画面ごとに別々のケーブルを接続するような手間はかからない。

●WebページでOS別に利用シーンを詳しく紹介

 また、OS別(Windows/macOS)の表示モードの対応の可否も、サンコーのWebページ上でパターン別に紹介されており、自分の利用環境で意図通りに表示できるのか、事前にしっかりと確認できる。このあたりをぼかして販売している製品は少なくないので、こうした情報提供の充実度は高く評価したい。

 実際に使ってみて気付いたのは、斜め方向から見た時に、従来モデルよりもやや暗く感じることだ。本製品はUSB Type-Cケーブル1本での接続時は明るさが50%に制限されるが、充電ケーブルを別途追加して明るさを100%まで上げても、従来モデルよりも暗いように感じる。使い方によっては気になるかもしれない。

●OSDメニューも改良が加えられ操作性アップ ただしボタンは多め

 続いてOSDメニューについて見ていく。OSDメニューは、上下の画面それぞれに独立して用意されており、操作用のボタン類も上下で分かれている。これらボタンは全て右側面下部に集中して搭載されており、前述のフルスクリーンモード切り替えスイッチも含めると計10個にもおよぶなど、この右側面だけボタンの密度が高い設計になっている。

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