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モバイルに「L3キャッシュ爆盛り」とApple/Intel対抗の「GPU強化モデル」登場――AMDが新型「Ryzen」を一挙発表

ITmedia PC USER / 2025年1月7日 6時0分

・TDP(熱設計電力):54W

●Ryzen Z2プロセッサ(ポータブルゲーミングPC向け)

 「Ryzen Z2プロセッサ」は、2023年にリリースされた「Ryzen Z1プロセッサ」の後継となるポータブルゲーミングPC向けAPUとなる。ポータブルゲーミングPCが一定の市場規模になってきたことを踏まえZ1の“続編”として開発されたそうで、据え置きゲーム機並みのパフォーマンスを備えつつ、バッテリー持ちの改善を図ったという。搭載PCは2025年第1四半期に登場する予定だ。

 ラインアップは以下の通りとなる。

・Ryzen Z2 Go

・CPUコア:4基8スレッド(最大4.3GHz)

・CPUキャッシュ:合計10MB

・GPUコア:12基

・TDP:15~30W

Ryzen Z2

・CPUコア:8基16スレッド(最大5.1GHz)

・CPUキャッシュ:合計24MB

・GPUコア:12基

・TDP:15~30W

Ryzen Z2 Extreme

・CPUコア:8基16スレッド(最大5GHz)

・CPUキャッシュ:合計24MB

・GPUコア:16基

・TDP:15~30W

●Ryzen AI 300プロセッサ(ノートPC向け:追加ラインアップ)

 高性能なNPUを搭載したAPU「Ryzen AI 300プロセッサ」については、既存のプレミアムモデル(Ryzen AI 9)に加えて、その下位にアドバンスドモデル(Ryzen AI 5/7)と、上位にHalo(ヘイロー)モデル(Ryzen AI Max/Ryzen AI Max+)が登場する。

 Ryzen AI 5 300プロセッサとRyzen AI 7 300プロセッサは、ピーク時に50TOPS(毎秒50兆回)のAI処理を行えるNPUを統合している。CPUコアはZen 5/Zen 5cアーキテクチャ、GPUコアはRDNA 3.5アーキテクチャという構成はプレミアムモデルと変わらない。搭載PCは2025年第1四半期(PROモデルは第2四半期)に登場予定だ。

 ラインアップは以下の通りとなる。いずれもTDPは15~54Wの範囲で設定可能で、企業向けの管理/セキュリティ機能「AMD PRO」に対応するモデルも用意している。

・Ryzen AI 5 340/Ryzen AI 5 PRO 340

・CPUコア:Zen 5×3基+Zen 5c×3基(合計6コア12スレッド/2GHz~4.8GHz)

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