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1993年生まれのパソコン「FMV」がイメチェン 狙いは「国内重視」と「顧客拡大」

ITmedia PC USER / 2025年1月16日 19時25分

 FMV Note Cの開発に携わった開発に携わったFCCLのベテラン社員によると、このデザインは「(Z世代の)プロジェクトメンバーがFCCLの持つ技術を生かしつつ、良い意味で“らしくない”ノートPCを追い求めた結果」だという。つまり“新しい”FMVの姿(の1つ)を体現すべく意図的にやったということだ。

 新たな顧客層を開拓すると同時に、会社の風土や文化を進化させる――FMV Note Cは想像以上にFCCLの“社運”を賭けた製品でもある。

 日本の暮らしを応援するという観点では、本社(川崎市幸区)における製品の企画/開発体制や、島根富士通(島根県松江市)における製品の生産体制を維持/強化していくという。企画から生産/サポートまで国内で行うことのメリットを追い求めるということだ。

 FCCLが今回発表した内容を総じて見ると、FMVのリブランドは国内ビジネスへの集中と新たな顧客開拓を目的としていることがよく分かる。今までのFMV(LIFEBOOK/ESPRIMO)が培ってきたものを生かしつつ、新たな時代の日本に適したPCを出していこうという意思もうかがえる。

 このリブランドは、今後のPC業界にどのような影響を与えるのかは未知数だが、個人的には国内PCメーカーが今後、日本に“閉じて”いってしまうのではないかと不安を覚える。「それも戦略だ」と言われればそこまでだが、世界に日本のPCの良さを伝える機会がなくなることだけは避けてほしいと思う。

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