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Dynabook初のCopilot+ PC「dynabook XP9」「dynabook X94」登場 ローカル処理で使える仕事に役立つAIアプリ搭載

ITmedia PC USER / 2025年1月23日 16時15分

 キーボードは「Copilotキー」付きで、キーストロークはXP9が1.5mm、X9が2mmとなっている。個人向け(XP9)と法人向け(X9)でストロークの設定が異なるのは、「法人向けの既存モデルではキーストロークを1.5mmと2mmから選べる構成を用意したところ、2mmストロークの方が好評だったため」(説明員)だという。

 ポート類は、左側面にThunderbolt 4(USB4)端子、HDMI出力端子、USB 3.2 Gen 1(USB 5Gbps) Standard-A端子、イヤフォン/マイク端子とmicroSDメモリーカードスロットを、右側面にUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、Thunderbolt 4端子と有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。USB4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 5.4に対応する。モバイル通信対応構成は用意されない。本体重量は1kg未満を目指している(現時点で確定していない)。

●独自アプリでもAIを活用

 今回の新製品では、プリインストールされる独自アプリでもAIを搭載/活用している。いずれもローカル処理(ネット接続不要)であることが特徴で、Core Ultra 200Vプロセッサに搭載されたNPUを活用しているという。

 「dynabook AIアシスタント」は、PCを使って行う作業をAIの力で支援するアプリで、動作中は完全にローカルで利用できる。通常のプロンプト形式での対話の他、文章の翻訳/要約、個性のある「バーチャルキャラクター」との会話、使っているPCやWindowsに関する質問を受け付ける「PCヘルプチャットルーム」を利用できる。

 「AIパワーオプティマイズ」では、ローカルAIがシステムの挙動を検知し、「オンライン(Web)会議中である」と判断すると自動的にバッテリーセーブ機能を有効化する。「オンライン会議でバッテリーを節約したい」というユーザーの声が多かったことから開発したとのことだ。

 これは「アプリ(ZoomやMicrosoft Teamsなど)が起動中」という単純な判断ではなく、システムリソースの“使われ方”を総合的に見て判断しているという。

 「AIプライバシーアシスト」は、Webカメラを活用してローカルAIが他者の“のぞき見”を警告してくれる機能だ。この機能のポイントは、不用意に作業を遮ることを防ぐ観点でのぞき見を検知してもすぐに画面を隠さないにある。画面を隠したい場合は、ホットキーを押してプライバシースクリーンを立ち上げる仕組みだ。

 「AIハンドコントロール」もWebカメラとローカルAIを活用した機能で、アプリの操作をハンドジェスチャーで行えるようにするものだ。事前に設定しておけば、アプリに合った操作を4つのハンドサインで行えるようになる。

 Dynabookでは、Copilot+ PCのようなオンデバイスでAIを処理できるPCが「PCをより“パーソナル”にする」としており、今後もCopilot+ PCを含むAI PCを順次投入し、新しいAI機能を積極的に提案していきたいとしている。

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