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「GeForce RTX 5090」を速攻テスト! 約40万円からだが“異次元”のうたい文句はダテではない ただし電源容量と冷却面に注意

ITmedia PC USER / 2025年1月24日 0時0分

 今回レビューするGeForce RTX 5090は、GeForce RTX 50シリーズのフラグシップモデルだ。主な仕様は以下の通りとなる。

・CUDAコア:2万1760基

・Tensorコア(ピーク処理性能):3352 AI TOPS

・RTコア(ピーク処理性能):318TFLOPS

・動作クロック(定格仕様):2010GHz~2410GHz

・グラフィックスメモリ:32GB(GDDR7/512bit)

・動画エンコーダー:3基(第9世代)

・動画デコーダー:2基(第6世代)

・消費電力(定格仕様):575W(補助電源は「8ピン×4」相当)

 CUDAコアの数は、先代の最上位モデル「GeForce RTX 4090」(1万6384基)から約25%しか増えていないものの、先述したTensorコアの改善やAI処理の整理を行う「AIマネジメントプロセッサ」の実装によりピーク時の処理性能が2倍以上に向上している(1321AI TOPS→3352AI TOPS)。

 グラフィックスメモリの容量は24GBから32GBに増え、帯域幅も384bitから512bitに拡張された。動画エンコーダー/デコーダーは世代が進化しただけでなく、それぞれ1基ずつ増設された。まさしく、GPUを使う“あらゆること”に対して機能を強化した、現時点で最強のGPUといえる。

 しかし、かなりの性能向上には“代償”を伴う。定格の消費電力(TGP)は450Wから575Wとなり、PC全体に求められる推奨電源容量も850Wから1000Wと増えている(※1)。

 現在使っているデスクトップPCのアップグレード手段として、GeForce RTX 5090を搭載するグラフィックスカードに載せ替える場合、電源容量が十分か事前に確認が必要となる。

(※1)Ryzen 9 9950X(TDP:170W)を搭載するPCの場合。実際に必要な電源容量はシステム環境によって異なる

●ベンチマークテストで実力をチェック!

 ここからは、ベンチマークテストを通してGeForce RTX 5090の実力をチェックする。今回は「Core Ultra 7 265K」を軸に組み立てたPCと、GeForce RTX 5090 Founders Editionを組み合わせている。なお、CPU、マザーボード、電源、CPUクーラー(水冷式)はASUS JAPANから借用している。

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