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「GeForce RTX 5090」を速攻テスト! 約40万円からだが“異次元”のうたい文句はダテではない ただし電源容量と冷却面に注意

ITmedia PC USER / 2025年1月24日 0時0分

●まとめ

 今回、GeForce RTX 5090 Founders Editionのテストは期間が短く、テストできた項目が少なめとなってしまった。しかし、それでも前世代を上回る性能はしっかりと確認できた。

 コンシューマー向け製品としてはやはりゲームでの利用が中心になるとは思うが、重量級のゲームタイトルを4K解像度で“ネイティブ”でも30~60fpsで動かせるパワーは尋常ではない。

 目玉であるDLSS 4の効果も大きく、今後さらに重量級のゲームタイトルが出てきたときも、対応していればという条件こそついてくるものの、動かない/動作に不満が出るといったことは、まずないだろう。

 ゲーミングだけでなく、クリエイターにとっても作業の生産性が確実に向上するパフォーマンスを備えている。エンコードやレンダリングに待っている時間がもったいないと考えるクリエイターであれば、初期投資としては高いものの、あっという間に元が取れるだけの成果も得られるのではないだろうか。

 なお、気になる消費電力だが、アイドル時こそシステム全体で85Wと、従来製品とそう差はないのだが、3DMarkのTime Spy Extremeの実行した際のピーク時で778Wまで上昇することが確認できた。システム全体で1000Wの電源を推奨するのは“だて”ではない。

 このGPUの性能を引き出すには、CPUの性能も高い方が良い。そうなると、電源の容量はもちろんだが、PC内のエアフローも十分に考慮しなければならない。GeForce RTX 5090 Founders Editionは2スロット厚でコンパクトなのだが、GPUに負荷が掛かるとカード上部から吹き出される熱はそれなりに高い。

 サードパーティー製カードはより大きくファンも多いとはいえ、トータルの排熱量はそれほど変わらないと思われる。とにかく本体(ケース)内に熱ををこもらせないためにはどうしたらいいのかという観点は必須だろう。

 GeForce RTX 5090は、価格だけでなくシステム構成までも考えると、導入の障壁も”高い”GPUだ。だが、異次元ともいえる高い性能からしか得られない体験や、生産性の向上を目的とするのであれば、憧れではなく真剣に導入を検討する価値はある。

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